メモリをDDR SDRAMに 2005年初夏 構成 目次 |
●SDR SDRAMを使わねばならぬという制約
私のパソコンはメインメモリとして、今まで頑なにSDR SDRAMを使ってきた。マザーボードを交換した際、P4クラスはすでにDDR SDRAMが優勢であったが、私はわざわざSDR/DDR両対応マザーボードを買ってSDR
SDRAMを使ってきた。それには実は訳があって、WindowsXPのOEM版を買ったときに512MBのSDRSDRAMと一緒に買ってしまったのである。
OEM版のOSは基本的に一緒に買ったパーツと使用することがライセンス契約で決まっている。私はそれを守る羽目になったのである。
Microsoftが不正なコピーなどへの対策にやっきになるのは分かるのだが、この辺の細かい制限ははっきり言ってかなりウザイ。「そこまで守る必要があるのか」ということで、「一緒に買ったメモリを筐体横にに張り付けときゃ良いんだ」という悪魔の声にも思わず賛同したくなる。
だが小心者なので、アクティベーションの時にウソをつくのは非常に心苦しい。
このことはP4初期クラスのマザーならばあまり問題なかった。私が買った製品P4XP-XのようにSDR対応のものも一部にはあったから。
だがその後2年経ち、すでにSDR SDRAMは過去のものとなりつつある。そのために私のデスクトップパソコンで「SDR
SDRAM」を使わねばならぬという制約はマザーボードの今後の拡張を大きく阻むことになった。
このことはこの数年、実はかなりの悩みの種だった。今思えばWindowsXPをメモリと買ったのは大失敗だった。
結局、どうにかしてパッケージ版のXPを入手できないか探すことになった。
オークションでは非常に怪しげなOS製品が出回っている。ボリュームライセンス版などだ。しかしながらその一方で、マイクロソフトは実は中古売買には理性的な判断をしており、ライセンスの譲渡を認めているのだ。
しかもオークションなどを見ていると「ユーザ登録出来るか(ユーザ登録というのはライセンス認証=アクティベーションのことではない)」というのが、「真っ当」か「怪しげ」かの判断基準になっているようなのだが、実はそれはMicrosoftの場合には関係なく、ライセンスが譲渡できる時点で、譲渡された人は前の所有者のユーザ登録に関係なくユーザ登録が出来る(らしい)。
まあそんなこんなでその結果、14000円強でXPのProfessional版を入手出来てしまった。ようやくこれで心おきなくメモリ、ひいてはマザーボードを交換できる体制が整ったわけである。
実はこれを決心したのはメインメモリの相場が著しく落ちていたからだ。ということで早速1万円ほどでDDR SDRAMのメモリを512MB2枚、買ったのであった。私のマザボでは一応PC2100が推奨されていたのだが、店員に聞くとなるべくその指示には合わせた方が良いとのことなので、まあ仕方なくPC2100で落ち着いた。
●本当にメモリは必要だったのか
これにより、 DDR SDRAMへの
ビデオボードを何故か!?またまたパワーアップ 2005年初夏 構成 目次 |
ビデオボードについてはつい先日、スターウォーズの為にパワーアップしたことを述べた。性能は低かったがゲームは十分に出来たので、もはや満足するつもりだった。
で、夏に帰省した。実家のパソコンはEpsonのEndeavor MT7500。家族に買わせたやつなので、私はチープに今までほとんどCeleronでやってきてる(未だに地雷とも囁かれるCeleron
Willametteコアの1.7GHz)なのに、そのパソコンはPentium4
2.4GHzでしかもハイパースレッド。そんなだからスターウォーズ バトルフロント君も出来るかな?と思ったら撃沈。
ゲームについている自己診断を見ると「T&L (Transform and Lighting)」とかいう機能がないらしい。悲しい。
「実家にいるのは2週間程度なんだから我慢なさい、どうせ実家のパソコンは父と姉に取られて碌に使えないんだし(ってパソコン買ったのもその二人だが)」
ってのが天使の声なのだが、
「実家でもビデオボードを買って出来るようにしていれば楽しいぞ。MT7500すなわちASUSTeK P4P800-VMには拡張するに相応しくAGPスロットがついているんだし、オンボードのGPUなんて大したことないんだし」
という悪魔の声が囁く。
で、退屈しのぎに実家周辺をドライブがてら車で周りながら、ビデオカードカードをちらほら眺めた。というか、買うか買うまいかすごく悩む。どれくらい悩んだかというと
・自動車で30分の所にあるノジマ藤沢店(正確にはSofmapのU-Front)で「これ良さそうだな」と思った中古ビデオカードを見つけた後
・次にそこに行ったときもまだ迷い
・秋葉原に行ったときにいくつかのパーツ屋さんでビデオカードをいろいろ見て迷い
・最寄り駅のヤマダ電機でマザボについては手頃な製品がないのを確認し
・その後、横浜のパソコンショップ2軒に行って良い製品がないのを確認し
・そして再びノジマに行って迷った
.....末に最初に目をつけたマザーボードを買った。
買ったマザーボードはGecubeとかいうところの「GC-R96XTG-C3」、具体的にはRadeonの9600XTのチップのグラフィックカードである。
グラフィックボードなんて最近はチップに依存するので(ってそうらしい)、地雷を避ければチップ名さえ把握してればいいだろ、って感じらしいので、まずチップの選択が優先である。
先日買ったのがnVidiaのGeforceシリーズだったから、今度はATIのRadeonだろってとこまではすぐに決心がついていた。で、次に迷ったのが、先日買った性能の低いGeForceFX5200と同レベルのものを買うか、先日の経験を生かしてそれなりにビデオカードとしてはソコソコの品を買うかの選択である。
どんなビデオチップがどんなもんかは「Shimaのホームページ 」のVGAチップの頁が、とても簡潔だけど大変大変分かりやすい。ビデオチップの名前、型番は何となくルールは結構いろいろなので、もっぱらこれを見て評価をする。
なんだか秋葉原にはRadeon9250とかRadeon9200とかなら新品が3000円以内で売っている。秋葉原くんだりまで来てここまで悩むくらいなら、この値段ならさっさと買ってしまえば良いようなものだが、未だにGeForceFX5200レベルか上のレベルかを悩む。
ちなみにRadeon9250と一緒に並んでいる廉価版のnVidia製品は(私も買った)GeforceFX5200ばっかり。この製品がどんなに廉価版であるかを嫌というほど見せつけられた...のだが、私はオークションで送料込みで4000円程度で入手したのだけど、売っている製品は5000〜7000円とかしていたので、その点は安く買えたことに満足。
たとえ1000〜3000円程度でも安く入手できると(中古とはいえ)嬉しい♪良い買い物だったなあ...と感じる幸せな一瞬である。
だからこそ、「その幸せな買い物をした早々に、本当に必要かも怪しいハイスペックのビデオボードがいるのか!?」...という天使の声が耳に五月蠅い。
で、気持ちとしては
ってな感じだったんだけど、結局、Radeon9600あたりが妥当と思われ、上の解説頁にも「性能、消費電力、画質、価格などのバランスが非常によく、まさしく万能に近いカードといえる。」とか書いてあり、GeForce5200とはエライ違う評価なのでそのあたりを考えたんだけど、そうなると結局、最初に見つけた
Gecube「GC-R96XTG-C3」、チップはRノーマルのRadeon9600よりちょっと良いRadeonの9600XTになったわけである。ちなみに悩んだ分、いろんなところを調べた結果、GecubeのRadeon9600XTにはめちゃくちゃバリエーションがあることを指摘している価格comの掲示板まで見つけたりして、今回は結構とことんまで事前に調べ尽くした。
結局の所、今回のビデオボードはどっちかっつーと帰省中の私をあちこちに引き出してくれたという感じで、まあそれだけで収穫かな、という思いもある。