Vistaユーザは自作パソコンを楽しめなくなるんです。 詳しくは私・高崎の2006/10/18ブログ記事 [Vista] 自作ユーザ壊滅!?新ライセンス体系で を御覧ください。 残念ながら私はVistaを買う気がなくなりました(涙)。Windows95、Windows98、WindowsXPは夜中に並んだりして発売早々に買った人間なんですけどね(;_;) |
プリンター壊れる
意外に微妙な差のあるビデオボード
−DVD「ながら鑑賞」の為に予備ビデオボードに交代
大容量ハードディスクへの引っ越しは簡単なハズなのだが....
〜私と相性の徹底的に悪いツール「DriveCopy」
仕方なく専用ツールを使わないでハードディスク引越
〜ふたたび立ち上がる2.5インチHDDの不具合の壁
筐体を交換 2003年秋 構成 目次 |
知人の自前サーバのスペースをホームページの一部に借りる代わりに、なるべく新しいパソコンパーツを彼に提供することになった。というか、最初は一方的にお願いするつもりだったのだが、その知人の自前サーバのスペックをよくよく聞いてみると
CPU:AMD K5 PR133
RAM:96MB
HDD:20GB
だという。最初、「私・高崎はサーバに使うコンピュータはよく分からないし...」という感じで聞き流していたのだが、そのサーバでのプログラムが妙に遅い。遅まきながら調べてみたら...
「AMDのK5......K5ってK6の前のK5!?」
K6といえば私が初めて自作らしいパーツ交換をしたCPUで現在CPUメーカ Intel に対等に対抗する会社AMDが作ったものだ。K5はそれより一つ前のCPU(「第三研究所」より)で初代Pentiumに相当する。すなわち...無茶苦茶古い....133というのは133MHz。
まあ現在のパソコンのハイスペック化は進みすぎ(というか十分に使いこなせていない)の感があるが、それにしてもかなりの年代ものだ。
1995年に買ったPC9801が120MHz、98年に作って貰った友人作機が166MHz、同年の実家で買ったのが233MHzだと考えるとかなりすごい。
前置きが長くなったがそんなこんなで、私がホームページスペースをお願いする代わりにCPU+マザーボード+メモリ+ケース(電源)のセットを提供することになったのだ。
私がこれを申し出たのは「ハードウェア交換時のWindowsXPの起動可能性について」をもっと検証したかったからである(その成果は「再インストールなくマザーボード交換」に書いた)。現在持っている予備のマザーボードはMS-6163で、これはもともとPentiumIIクラスなのだが、PenIIIクラスにも対応している。いざとなったら、このMS-6163を、そして望むらくは他のM/Bを安くてに入れて、前述の結論をもっと追求したかったのだ。
これについては別途「Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ」の一つとして「Windows再インストールなしにマザーボード交換」としてまとめましたので、御関心のある方はそちらへどうぞ。 |
そのためにパーツ集めをしなければならず、筐体もその一つでった。
で、筐体については私としては何の興味ないわけで、きっと格安でオークションで拾えるだろうと思ったが.....やはり(ちょっと粘れば)拾えそうであった。贅沢を言わなければ、送料を除き1500円以内で中古使い古しが買えそうである。ケースは図体だけはでかいので送料が一番かかりそうで、剛毅な人は「送料だけでOK」で格安出品する人もいた。
ところがそうやってケースを見回っているうちに、ケースもいろいろあるなあ、と思い、そんなおりに自分自身がすごく惹かれるケースを見つけてしまったのである。
正面から |
私はもともと外見などを気にする方ではなく、現在の筐体は規格(ATX)が変わるまで使い続ける覚悟でいたのだが、実際、筐体などはかなり替えるチャンスは少ないだろう。新品で買うと結構値が張るし、古いものの処分にも困る。そのことを考えるともし自分が魅力的なパソコンケースがあるならこれこそ買い換えるチャンスではなかろうか?すなわち、自分の為に新しいパソコンケースを買い、古びたのを知り合いにあげてしまう。そんな計画が頭をよぎっているうちに、魅力的なケースを見つけてしまったのである。
それはパーツショップで有名なDOS/Vパラダイスのオリジナル製品STREAM(blue)という筐体だった。
現在のパソコンであるが、青でワンポイントがあるのが特徴で、パソコンの名前はその青にちなんだ名称をつけていた。その名前はデータの中でも使っているので、早々変えられず、CPUが変わろうが筐体が変わろうが、その名前を使うつもりだった。筐体の場合、それならば青が望ましく、また、私自身、青は好きな色だ。
その青が現在の筐体と違い、前面の全体にあって、しかも若干流線型で良い雰囲気を出している。しかも中に取り付ける各種パーツ(ドライブ、ボード)がネジ無しで着脱可能だというではないか。
自作でパーツをいじくると結構着脱が面倒で、特にPCIやAGPのボードはネジ止めが面倒臭い(ドライブはたまにしか着脱しないが、その分、着脱するときはもっと面倒臭い)。それらがネジなしに出来るという。
ネジがなくてもドライブ、PCIボードを着脱可能 |
ということで、非常に惹かれ始め、惹かれるとなるといてもたってもいられない性分なので、京都市内のDOSパラダイスに電話すると残念ながらマイクロATXのサイズしかそこには置いていないという。ネット通販で買うとしてもどんな雰囲気かは実際のものを見ておくべきだろうと考え、パーツ探しも兼ねて京都寺町へ。
現在、手元に置いてよく見ると、色は目の覚めるような青と言うより、紺に近い濃い青(王蟲の血に染まった青より、染まる前の青....おぃ^^;;)なのだけど、ともかくも店で見た時点ですっかり気に入ってしまった。
けれども、どうせなら念のためと思い、パソコンパーツ屋を4、5件回り、一通りパソコンケースを見る。京都寺町のパソコンショップはスペース的にそれほど大きくないところが多いので、ケースも限られることもあって、少しでも気になるような筐体は他に全く見つからなかった。ということでやはりこれを買うことに決め、ネットで注文した。
WindowsOSを再インストールしないでマザーボードを交換する方法を書いたが(これについては特別テーマコーナー「Windowsの再インストールなしにマザーボード交換」を参照のこと)、その後、それについて検討するために、結局、クリーンインストールを行った。
前にグレードアップしたのにあまり速くなった気がしないとこぼしたが、再インストールして何もソフトを入れない状態だとすごく起動が速いことが判明。
Windowsをクリーンインストールした直後はぎりぎり30秒ほど。それに必要最低限のドライバ、IAAをインストールし、更にSP1と最新のUpdateを行った状態で36秒ほど。それがさらにどんどんソフトをインストールしたりすると起動時間が50秒ほどになってしまう。
ということで、私のパソコンの場合にはアプリケーションをインストールしたことで遅くなっているっぽい。
なお、実家のPentium4の2.4GHzはやはり結構早い。
●ショック!Celeron700MHzでも使えるじゃん 目次
「ハードウェア交換時のWindowsXPの起動可能性について」について更に調べることにしたのは前述した(これの成果は「Windowsの再インストールなしにマザーボード交換を行う」を参照のこと)。これに当たってPenIIIクラスのマザーボードとCPUを集めたのだが...
CPU Celeron700MHzでWindowsXPを動かした感想....なんだ、全然使えるじゃん...いや、無論遅いことは遅いのだが、使い慣れればそれほどなんのことはない遅さなのである。1.0AGHzから1.7GHzでもいまいち代わらなかった旨は述べたがCeleron700MHzでもなんとか耐えられるとは...
●プリンター壊れる
未稿
記録型DVDドライブを導入 2004年春 構成 目次 |
近頃、帰省やその他にパソコンを使う用事に出かける際に、持ち歩く用のCD-ROMが随分と増えてきてしまった。私は結構心配性なので、極端な話、外出先でノートパソコンが不調になった場合のことをいつも考えてしまう。その結果、重要なアプリケーションソフトやリカバリ用のCD-ROMをついつい持ち歩く羽目になる。その数が次第にかなりの負担になってきた。
そこで良いことを思いつく。持ち歩くCD-ROMをいくつかまとめて自作DVDメディアにしてしまう方法だ。
10枚ほどのCD-ROMがDVDメディアならば2枚に出来る |
ということで記録型DVDを調べてみることにした。DVDの書き込みが出来る規格はメーカ毎に大分裂してしまい、「DVDフォーラム」と「DVD+RWアライアンス」に分裂し、すなわち記録型DVDには、
DVD-R
DVD-RW
DVD+R
DVD+RW
DVD-RAM
の5規格が存在し、わけわからんことになっている。必要がなかったこともあって、今まではあまり関心を向けたことも無かっただが、実家で記録型DVDを買ったこともあり、少し調べてみた。
DVD+R/+RWの方は「DVD+RW/+Rふぁん」というサイトがかなり分かり易い。また「DVD-RW」はパソコンでは映像記録用に作られたらしいのだが、最近は結局パソコンデータ記録用だったDVD-RAMが映像記録でも使われていると言う。
私は昔から何でも「兼用」というのが好きなので、一つのものでいろいろ出来るのがいいのだが、そういうのは「マルチ」とか「スーパーマルチ」とかいう名前でいろいろで出てきているらしいのだが、全てに対応しているのは「スーパーマルチ」と呼ばれ、今まででも多くなかった、あるいは値段が相当高かった。
ところが、全ての記録DVDに対応し、しかも値段が安いドライブが出てきて話題になっているようだ。それはLGで作っているSuper Multi DVD Writer GSA-4082Bなどであり、その製品は新しいのにもかかわらず、オークションでの出品価格がどんどん下落していた。ネット上のニュースで「2万円を切る」「1万5千円を切る」などと書いたものが見つかるのだが
オークションでは以下の3つのレベルがあった。
リテールとバルクの違いは今更ここでは述べないが、ソフトというのはDVDドライブであるがゆえにB'sRecorderGoldやWinDVDなどのDVD書き込みソフトやDVD映像閲覧ソフトなどがついているのである。
CD-ROMを左のケースに入れなければならないほど増えていたのが右ケースでDVD等14枚以内に入るようになった♪ |
ドライブは結構ソフトと相性があったりするので、ソフトを既に持っているとしてもその製品で動くことが保証されているソフトを入手した方が安全である。よって最初は「バルク品ソフト付き」を買おうとしたのだがリテール品でもすご〜く安く出品している品を発見。しかもその人はこの製品を継続的に売っているようで、評価などから見ても安心できる。
そこで早速入手。結局送料込みで13000円強で買うことが出来た。この機種、私は4月に買ったが6月には格安店で1万円強で販売されていた。
パソコンテレビ電話実現!? 目次 |
しかしながらテレビ電話は結局未だにほとんど実現されていない。まあ必要性の少なさもあるかもしれないけれども、その一方でよく言われる「電話」「メール」の欠点に「顔が見えない」「メールでは声が聞こえない」そういうものがそれらのメディアのコミュニケーションで大きな誤解を生む原因になっている、と指摘されている。
余談になるが、インターネットが少しでもトラブルの原因になって犯罪が行われると、インターネットがとても害悪などのように描かれることが今もまだ多い。
流石にネットを使う、そして勿論上手に使う人が多くなり、そういう「時代遅れ」「頓珍漢」な記事は減っているが(おそらくそういう記事を書く人は自分はきっとそれらのメディアを有意義に使っていない...どころか触ってさえいない気がするな。笑)、その一方で電話やメールには実際に面と向かって話すことに比較したデメリットがあるのは事実だ。
(メリットもあるんだけど...)
じゃあ例えば、電話の場合には「顔が見えない」のが主なデメリットの要因になっているはずで、それならば潜在的な需要...というか「特に必要がないから」というのはテレビ電話が普及しない(からあまり開発もされないのだろう)原因ではない気がするのだが。
それがテレビ電話が電話の延長ではなく、パソコンでのメール、チャットの延長として実現可能になりつつある。
今回、実家がいよいよ光ファイバーになり、私のところのADSLとの間でパソコン電話の性能が著しく向上可能になった。
私はパソコンの「WindowsMessenger」や「Yahoo!メッセンジャー」などを介してテレビのマイクとヘッドフォン(スピーカでも良いが)を使って行う音声チャットを「パソコン電話」と読んでいる。
最近ではパソコンを使わなくてもインターネット網を利用した電話が「IP電話」として著しく普及し始めており、そっちの方が電話としては利便性が高いようだ。
けれども「パソコン電話」は応用性が高いのが注目できる。たとえば複数人数での同時パソコン会議や、「パソコンテレビ電話」に発展出来るのが特徴だ。
ということで、まずはパソコンテレビ電話へ!実家ではかなり前、父親が景品で安物デジカメを貰ったことがある。「Che-ez!babe」というヤツだ。これは「お手軽デジカメ」が謳い文句なので仕方ないのだけど、デジカメとしては大変チャチイ製品で、届いたときには結構クソミソに貶したのだけど、その後、パソコンテレビ電話用のCCDカメラとして使えることに気が付いた。その為、実家では先日帰省した際にこのカメラを設置しておいた。
さて、しかし私はCCDカメラを持っていない。最近のデジカメはCCDカメラの代用になるのだが私のデジカメPowerShotA50は古すぎて駄目なようだ。仕方なく買うことを検討。
先日、秋葉原を友人と散策した際、少し探し「1000円くらいのお手軽なヤツでいいかな〜」と思っていたのだが、結局買わなかった。続いてソフマップ京都店で探す。
新品のCCDカメラはなんと5000円以上もする。何しろ「Che-ez!babe」でタダみたいな額で入手しているし、CCDカメラっておもちゃみたいな感じで叩き売られていることも多いので、5000円以上なんてとても出す気になれん。
中古のコーナーを探したが、中古は製品の配置の場所がなかなか分かりにくく、「ああ、ないかなあ」と諦めかけたところでやっと発見。ELECOMの「UCAM-N1C30SV」の箱入り中古がなんと1580円で売っていた!ということで入手。
実際、試してみたが概ね成功。ただし「Windowsメッセンジャー」での音声チャットは失敗し、「Yahooメッセンジャー」でしか上手くいかなかった。おそらくこれは実家のルータに原因があると思われ、今後の課題。また、実家から私への映像が遅れがあるがこれは私のネット接続環境がADSL8Mbpsであることに原因があると思われる。
意外に微妙な差のあるビデオボード 2004年春 構成 目次 |
コミック・アニメーション作品であるGunslinger Girl(ガンスリンガー ガール)という作品を気に入り、紹介ページを作る必要性もあって、久しぶりに「DVD見ながらパソコン作業」をし始めた。すなわち、パソコンをするのに、DVDを見ながら、という「ながら族」をするということだ。単にDVDを立ち上げてここのようなソフトで、常に全面に出しておくだけ。
DVDを横目で見ながらWeb更新したり、ちょろちょろメール見たり...これぞマルチタスクの醍醐味? |
さて、それをやりながらホームページ作成ソフトであるFrontPage2000を使うとどうも重い。DVDがコマ落ちする場合があるのでプロセスの優先度を「通常以上」にするのはともかく、どうもFrontPage2000上での日本語変換やスクロールが遅い(カクカクするのだ)。
「むむむう、やはりCeleron1.7GHzじゃ辛いのかな」と思ったが、ビデオボードの非力さかもしれないと思い至る。
現在のビデオボードはこの時に入手して失敗したと思ったものの、自力で修理した(っつーてもBIOS書き換えだけだど)
「Matrox Millennium G400 32MB Dual
Head」
である。結局それに愛着を感じて使っていたのだが、それを直す前に3000円で買った
「(ATI)
RADEON 7000 VE 32MB」
というのも持っており、これは専ら予備のビデオカードとしてかなり活躍させている。
すなわち「再インストールなしにマザーボード交換」の調査などの時に取っ替え引っ替えさせるマザボへ取り付けるビデオボードとして使っていた。というか、一体なんという名前のボードかも忘れていて上の時の自分の記述を見て思い出したのだが....実験の為に散々取り付け取り外しをして酷使した割にはつれない扱いである(汗)。
同じ32Mだから似たようなもんだろうと思ったのだが、この予備ビデオボード、調べてみるとDVDの再生に関する機能の高さを謳っている。すなわち製品解説のサイトを見ると「業界トップのDVD再生」「DVD再生中にマルチタスキングが可能」とか載っている。なんだかいけそうじゃないか。
ということで、ビデオボードを交換してみる。
おお〜、ほんとやんけ〜、DVDを再生しながら結構スムーズにFrontPageで作業が可能になった。なるほど、ビデオボードって今までほとんど性能の違いに関して実感したことが少なかったが、結構違うもんだと納得。
80GBハードディスク導入 2004年夏 構成 目次 |
ここら辺の話については別途「Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ」の一つとして「ハードディスク交換編」としてまとめましたので、御関心のある方はそちらへどうぞ。 |
●実家のハードディスク壊れる−その来歴 目次
またもや面倒なことになことになった。といっても半分は自分で蒔いた種なのだが。
さわやかな夏の日差しとともに、暑さが厳しくなり始めた頃、実家の父親からパソコンに関するヘルプコールがかかる。私は事実上、実家のサポセン(サポートセンター)である。
それはともかく不具合内容は「パソコンを切る際に電源が自動で切れないのでスイッチで切ったところ、パソコンの調子が悪くなった」「起動に非常に時間がかかる」とのこと。さらには「パソコンの中からカコンカコン音がする」。
原因を電話を通じて調べさせたところ、内蔵ハードディスクの片側(システムでない方)が逝ってしまったっぽい。経験を重ねている人ならよく知っているように、カッコンカッコンというハードディスクの音は読み取りに失敗するヘッドの動作音で、典型的なハードディスク異常である。
OS上から見るとDドライブがごっそり無くなっているという。管理ツールの中の「コンピュータの管理」の「ディスクの管理」でも見えない。ただし」BIOSレベルからだと問題のHDDを認識している。
実家の内蔵ハードディスクは2つあって、2003年7月にパソコン自体を買い換えたときの新品のものをマスター(Samusung製?)に、以前のパソコンからバックアップ用に使っていたハードディスクをスレーブに取り付け、それぞれCドライブ、Dドライブにしていた。
今回壊れたスレーブ(現在Dドライブ)のハードディスクは前のパソコンからのデータの移動としても、とても活躍した。その時にはパーティションを3つに分けていたが。
そうえいば忘れかけているのだが、実は前のパソコンはPC-98NX
VS23Dという、今ではすっかりなくなった横置きのパソコンであった。よく知られたように、もともとNECの98といえば、DOS/V全盛である現在の前の時代に「国民機」と呼ばれたほど日本で広まっていた独自OSのパソコンである。我が家でもPC9801DO、PC9801DS、PC9821Xs12と持っていたが、NECはWindowsOSを利用して、独自OSから汎用OSへの移行を計り、その際に発売されたDOV互換機がNXシリーズであった。
我が家ではNEC機種に馴染んでいたので、最初のDOS/V互換機購入でも結局NECを選択したのである。旧98時代については「前史」、実家のNXなどについては「外史」で書こうかと思っていたのだが、資料も減った現在、どうするか分からない。
それはともかく、そんなPC-98NX VS23Dの機種であるが、私は結構強引に2代目の内蔵ハードディスクを取り付けた覚えがある。
すごく適当にハードディスクを買ってきたら、何しろ特殊な仕様の横型であるから、取り付け金具がいるらしい。IDEケーブルもコネクタの部分の中央あたりの穴が塞がっていてHDDが刺さらない。
この際に取った手段は「金具がないから、増設HDDはパソコンの中に単に置くだけ。IDEケーブルのコネクタはキリで穴あけ」という、今から考えると当時思った以上に誠にテキトーであった。
その際に少し心配だったのは熱の問題である。HDDが熱に弱いのは周知のことであるので、ポンと横に置くなど甚だ風通しが悪いのだが、仕方ない。
今回壊れたハードディスクは、確かそんな風に前のパソコンで使っていたものを、新しい現在のパソコン(エプソンダイレクトのMT7500、マイクロATXなのでハードディスクの2台目を置くには十分な仕様である)でも使うようになったものだ。
もっとも、そのハードディスクはいつ頃手に入れたか、はっきりとは覚えていない。2002年の中盤の記録にここのような記述すなわち実家から13GBのHDDをパチってきたという記録がある。PC-98NX VS23Dの元々のHDDは4GBだったはずで、13GBのHDDはおそらく一台目のバックアップ用だ。この時すなわち2002年中盤になんらかの理由でバックアップ用のHDDを更に大きいHDDに付け替えたものと思われ、それが2003年7月の実家の新しいパソコン購入後は旧パソコンからのデータ引き継ぎ用、そしてバックアップ用に使われてきたようだ。
そう考えると2年しか経っていないのだが、もともと中古で買った可能性が高いし、PC-98NX VS23Dでの使用環境は劣悪であったからやむを得ないかもしれぬ。
#追記:家計簿でその時に買った値段と、当時のHDDの値段相場から調べたところ、当時かったものは新品の可能性もある。そうなると熱でやられたのだろうか。2年間しか持たなかったのは甚だ無念。
ちなみに実は一ヶ月前に実家に帰らねばならぬ用事があったのだが、その際にバックアップ環境を整えるべく、1日一回の起動ごとにCドライブからDドライブにバックアップをするようなシステムにしたんので、それが仇になり、ハードディスクの寿命を縮めた可能性が高い。もっともこんなことで縮むようでは困るのだが。
さて、父親への指示として、電話をしながらパソコン内部を開けさせ、問題のハードディスクの12V電源を引っこ抜かせた。これでとりあえずパソコンの動作に影響することはなくなったようだ。起動も問題なく早くなった。だが新たなハードディスクを調達する必要が出来てしまった。
●ただでは転ばぬハードディスク拡張計画
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〜これを機会に私が大容量ハードディスクを買ってしまおう計画
大容量HDDの価格下落が著しい中で、ただ単に、実家用として今回壊れたのと同レベルのHDDを買って、それに交換したのでは面白くない。
ということで、私が大容量ハードディスクを買い、それを私のパソコンの内蔵ハードディスクのうち一つと交換し、その交換したハードディスクを実家で使うようにしようと考えた。
現在私が使っている内蔵ハードディスクはここで示しているように、SagateとMAXTORのHDDでそれぞれ13GB、30GBであるが、ここしばらくかなり容量には苦しんでいた。かといって新しい大容量HDDを買うほどではなく、記録型DVDを買ったことにより、余計なデータはDVDに保存するなどして、なんとか凌いでいたわけである。
ということで80GBのハードディスクを7000円で入手。HITACHI製の新品Deskstar HDS722580VLAT20というやつだ。もっと容量が小さくて安い奴で良かったのだが、もはやこれが最低クラスであるっぽい。全くとんでもない時代である。
予定としてはMAXTORの30GBと交換することにする。本当はSagateの13GBと交代させたいのであるが、私ほどパソコンを使わない実家とはいえ、私を含め3人のユーザがあるパソコンの2台目ハードディスクが13GBとは心細い。
●大容量ハードディスクへの引っ越しは簡単なハズなのだが....
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〜私と相性の徹底的に悪いツール「DriveCopy」
ここら辺の話については別途「Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ」の一つとして「ハードディスク交換編」としてまとめましたので、御関心のある方はそちらへどうぞ。 |
さて、交換元のMAXTOR30GBにはWindowsXPのシステムが入っている。これをHITACHIの80GBのハードディスクに移動して、HDDを交換したいのであるが、こういうのを「大容量ハードディスクのお引っ越し」「ハードディスクの引越」などと言う。そしてこれは実はかなり面倒くさい。
WindowsNT系でのHDDの引っ越しに関する解説サイトには以下のようなものがある。
すなわち上の頁などを見ると、専用ツールを使うことを強く勧めている。そこで私は昨年、ノートパソコンに関してHDDの引っ越しをすることになった際、悩んだ末に思い切って「DriveCopy」なる商品を買ったのだが、この製品、私の場合にはことごとく使用に失敗しているのだ。
まず昨年の時にはノートパソコンのHDDの旧新のものを取り出し、デスクトップパソコンに繋いでこの「DriveCopy」を使おうとしたのだが、コピーの途中で「セクタがみつかりません」というエラーが出て止まってしまった。DriveCopyのマニュアルなどに依ると、これは移動元にせよ、移動先にせよ、ハードディスクに不良セクタなどがあると出てしまうらしく、ScanDiskやChkdskをしろと書いてある。ところがそれらをしてもコピー元HDDのエラーが消せないようなのだ。そうすると結局、DriveCopyが使えないことになっている。
そもそも、ハードディスクに関してある程度のエラーが存在するのはやむを得ない場合がある。特にノートパソコンのハードディスクなどはそうだろう。その場合ににっちもさっちも進まないと言うのは、かなり柔軟性がないということが出来、これはかなり困るのだ。
結局、さんざん余計なことに時間を取られた上、その時の解決は「ディスク・ユティリティを使わずタダでハードディスクを引越しする方法!! WindowsNT/2000/XP編」に書いてあるような方法で、すなわち私のデスクトップパソコンのXP上で、エクスプローラにより、ノートパソコンのHDDの旧から新へコピーをしたのであった。
そして今回である。今回の移動元のHDDには特にエラーなどないということで、今度こそ使えるかと思っていたら、コピー開始後、1,2時間後、全体作業としては半分くらい行ったであろうところで、いきなり終了し、「Critical Error. Abort?-1 云々」とかいうエラーが出てきて止まってしまったのだ!これを繰り返すこと2回。
ネット上を探しても情報がない。無論、メーカのサイトにもない。私の場合の特殊事例だろうか?。
前回も今回も「DrivCopyの不調」に1日近く付き合わされ、はっきり言って「もう使わねえ!」という感じである。このソフト、ライセンスで転売を禁じていたりして、オークションに出すのも躊躇われ、更に怒りをそそる。今回の不具合の原因が何かは分からないが、相性の問題にせよ、使い物にならない場合にも転売できないのはさすがにうんざりものだ。
●仕方なく専用ツールを使わないで大容量ハードディスクへの引っ越しを....
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〜ふたたび立ち上がる2.5インチHDDの不具合の壁
ここら辺の話については別途「Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ」の一つとして「ハードディスク交換編」としてまとめましたので、御関心のある方はそちらへどうぞ。 |
仕方なく、ノートパソコンの時と同じように、移行したいXPのシステムと別なXPを使って、その上でコピーすることにする。しかし今回はノートパソコンのHDDの時と異なり、別のXPのシステムを臨時で作らねばならぬ。
先ほどノートパソコンの時に移動元となった2.5インチHDD(20GB)はバックアップやデータ移動用に利用していたが、これにXPのシステムを一時的に入れることにしたのである。
ところがである。そもそも先ほど述べたように、この2.5インチハードディスクは少しおかしい。その結果、XPインストールの途中、フォーマットをする場面で「ハードディスクをフォーマットできませんでした。ディスクが壊れているか云々」の表示が出て、XPがインストール出来ないのだ〜。
3.5インチのHDDの引越をするのに、専用ツールでは失敗し、次の手段を徒労としたら2.5インチHDDの不具合の壁に阻まれるという、なんとも情けない事態に陥ってしまった。
データの移動、完全フォーマット、物理フォーマット、XPのインストールとその途中での失敗、fdiskをするためのトロいFDD起動....これらは時間のかかるものばかりだ。ということで、その不満が今回の日誌になっているわけだ。
で、いろいろと試してみる。
今度はXP上のエクスプローラから問題の2.5インチHDD(ここに臨時のXPのシステムを作りたい)をフォーマットとしようとするが「フォーマットが完了できませんでした」で失敗。fdiskによる領域開放とその時のディスクチェックは出来る。
このHDDはローレベルフォーマット(物理フォーマット)のFUJITSU(富士通)のMMH2200ATというものだが、FUJITSUのサイトからローレベルフォーマット用のツールを見つける。これで数時間書けてローレベルフォーマットを行い、それは成功したのだが、完全フォーマットが出来ない状況は変わらなかった(かなりショックである)。
次に「クイックフォーマット」というのがある。これは細かいディスクのチェックを行わないようなので、思い切ってこれでXPのインストールを実行。そうすると無事フォーマットは終わり、ファイルをコピー、再起動したのだが....
「次のファイルが壊れているため、システムが起動できません
<Windows root>WINDOWS\SYSTEM32\ntoskrnl.exe.」(正確じゃないかも)
とやらが出る。
「がんっ!、これってやっぱ本当にハードディスクの一部がどうしようもなく壊れていて、そこにシステムのファイルをコピーしようとするので、一発でパー?」
ここら辺の話については別途「Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ」の一つとして「ハードディスク交換編」としてまとめましたので、御関心のある方はそちらへどうぞ。 |
全く困ったことにこのハードディスクはデータディスク用としてしか使えないのか...
さて、ネット上にも書いてあったのだが上のようにXPでのフォーマットがエラーが出る場合でも、98系のfdiskとformatコマンドでは完了できる場合があるようで、実際に私の場合もそう、すなわちDOS上におけるFAT32でのフォーマットは成功した。続いて忘れていたDOS上でのScanDiskを試みる。
そうすると初っぱなから続々と不良クラスタが。こういう場合、DOS上でのScanDiskでは埒があかないので、デュアルブート片割れのWindowsME上でスキャンディスクを行った。これがまた時間がかかるんだよ、完全スキャンディスクをするのが。
数時間かけてようやく終わる。やはり不良セクタがあった。
で、XPのインストール。が、XPのインストール途中の再起動で、またもや
「次のファイルが壊れているため、システムが起動できません
<Windows root>WINDOWS\SYSTEM32\ntoskrnl.exe.」
一体どーゆことなのよ。このエラーは通常発生する場合があり、マイクロソフトにもFAQがある。
"ntoskrnl.exe が存在しないか壊れている" と表示されて Windows XP を起動できない場合の対処方法
この方法ではなく、Windows上から修復を試してみたところ、それでも出る。「なんなんだよ、いったい...」
ここでふと、この2.5HDDにWindowsXPをインストールする際、プライマリIDEに繋ぐのではなく、セカンダリIDEに接続していることについていることに関し、嫌な予感を覚える。取っ替え引っ替えしているうちに、なんとはなしに、プライマリIDEには何もドライブを付けない状況になっていた。
で、インストールをしたいHDDをプライマリのマスターにつけなおして見ると....「XPのインストールが始まったよ、やれやれ」
「セカンダリのマスターにHDDを付けるだけ、すなわちプライマリIDEに何もドライブをつけないと不具合が出来るなんて、わたしゃ知らんがな」
そんなわけで、ようやく不調の2.5インチHDDに臨時のWindowsXPを構築できることとなった。
ちなみに今回、一時的に2.5インチHDDにXPを入れる際、久しぶりにNTFSでしようと思ったのだが、上のようなトラブルがあると、NTFSではフォーマット困難なようである。すなわち一部不良のハードディスクの場合、NYFSでのフォーマットではそれがごまかせないようだ。これがFAT32の方がそれらの不良の部分をごまかすことができるようだ。もっとも、上でFATでのスキャンディスクを行った後、NTFSに変換したらどうなるかは分からないが、もうこれ以上、墓穴を掘りたくないのでやめておいた。
次回の機会があったら
「fdiskで領域開放→確保→MSDOS上でフォーマット→ME上でスキャンディスク→XP上でNTFSで再フォーマット→XPをインストール」
もしくは
「fdiskで領域開放→確保→MSDOS上でフォーマット→ME上でスキャンディスク→XP上でNTFSに変換→XPをインストール」
を試してみよう。
以前から思っていることだがWindows98系のScanDiskは、詳細結果が出る上、XPのものよりもきちんと不具合箇所を修復してくれるような気がする。気のせいだろうか。
ともあれ、なんとか2.5HDD上に仮のXPを立ち上げることが出来たのであった。
ここら辺の話については別途「Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ」の一つとして「ハードディスク交換編」としてまとめましたので、御関心のある方はそちらへどうぞ。 |
ということで、2.5HDDを臨時XPシステムとしてプライマリのマスターに繋ぎ、そのスレーブに元のシステムドライブを、そしてセカンダリには新しい3.5HDDを付ける。
エクスプローラで見えず、どきっとするが「ディスクの管理」でドライブレターがついていないなかっただけだったりする。そしてエクスプローラでコピー。
何しろ元のシステムはデュアルブートにしていて
HDD1 Cドライブ WinMEのシステム
HDD2 D、Eドライブ XPのシステム
という構成であり、そのHDD2の交換である。だが不勉強なので、MBRとかの話がよく分かっていない。まあそれが無くなっても、XPのCDROMから回復できるのを知っているから、とりあえず何も考えずに旧から新にコピーして、付け替え。
「おっ、すごいよ、XPが起動する!」、2番目のドライブの場合にはマスターブートレコードとか関係なく、ファイルさえあれば良いらしい。ということで、後半はすんなりと新しいHDDへ移行できたのであった。
これが一番目のHDDだと、多分MBRとかもコピーしなくてはいけないので、こんなに単純じゃないので注意されたい。