高崎真哉的電網家頁筆頭  
いずみずむ/私的中国史調査会/迷惑メール(spam)撲滅私的調査会/自作電脳もの頁
電脳もの専用掲示板 案内板(サイトマップ)
自作電脳もの

[自作機構成表

[解説1]
98/07-2003始め
最初のAT互換機
WindowsXPを目指して
悲願のDVD導入
壊れるHDD 他

[解説2]
2003夏
Pentium4クラスへの道

[解説3]
2003夏〜秋
100BASE-T化の失敗
ビデオカードで大敗北!?
ASUS P4XP-X評とオーバークロック

[解説4]
2003夏〜2004夏
筐体を交換
格安記録型DVDドライブを導入
パソコンテレビ電話実現
意外に微妙な差のあるビデオボード
80GBハードディスク導入

[解説5
2004夏〜2005春
キーボードを貰う
LGのDVDドライブ壊れる
ハードディスク計240GB化

[解説6]
2005年春〜
ゲームの為にビデオボード拡張
ケースファンとHDDファンの導入

たかさきの他の頁
高崎真哉的電網家頁
いずみずむ
GunslingerGirlジオン水陸両用
アートアニメーション調査室

私的中国史調査会
迷惑メール撲滅私的調査会

掲示板  案内板
(ただしパソコンに関しては電脳もの専用掲示板へ)

2002/08/30 初版 2002/12/01 第二版
2003/01/19 第3.0版 2003/02/28 第3.1版
2003/10/12 第3.1.2版
(近日更新部青色

 自作パソコンユーザの皆さん、御存じですか?XPの次のOSがWindowsVista(ビスタ)ですが....
 Vistaユーザは自作パソコンを楽しめなくなるんです。
 詳しくは私・高崎の2006/10/18ブログ記事
[Vista] 自作ユーザ壊滅!?新ライセンス体系で
を御覧ください。
 残念ながら私はVistaを買う気がなくなりました(涙)。Windows95、Windows98、WindowsXPは夜中に並んだりして発売早々に買った人間なんですけどね(;_;)
解決しました♪Vistaをすでに買ってます♪

最初のAT互換機 それは友人作機から始まった....

引越後の接続で電源のヒューズが これが自作の一歩とは...

WindowsXPを目指して Socket7 のマザーSP97-XVでWindowsXPを!

WindowsXP受入完了 HDDの大容量化とビデオボードの交換

WindowsXPだ! 不具合は終了時の電源のみ?

ADSL導入 HDDは2個とも2桁GBへ

初のマザーボード交換 Socket7からSlot1へ...少し失敗、そしてビデオボードは不可に〜

悲願のDVD導入 選択はリージョンフリーに出来るものを...

GHzへ突入だあ ぐわあぁぁぁぁ、CPUだけUPのつもりがTualatinコアを買ってしまった〜

壊れるHDD 他人事が自分のパソコンに....


それは友人作機から始まった 98年07月 構成   目次

 記念すべきAT互換機第一号。だが自作機ではなく友人作機であった。当時自作機に詳しい親友がCPU、M/B、G/Aが余ったため、私に制作を提案し、それに乗ることにした。モニタ、プリンタ、スキャナは既にPC-9821で使用していたものがあり、残りのパーツを友人と一緒に買いに行き、組立・セットアップは全て行って貰った。

 私の知識といえばそもそもDOS/V機のFormatですらPC-9801系統と異なるのでちんぷんかんぷんであった。この時、実は結局M/Bが壊れていることが判明、それも慌てて買うことになる。なおメモリに関しては当時どのくらいあったかよく覚えていない。後にその親友が加えてくれたような気もする。

 当時、記録をあまり詳細につけていなかったので金額はほとんど覚えていないし、上記のような状況であるからどういう理由でそれぞれのパーツを選んだか覚えていない。

 また、以前から使っていたPC-9821Xa12からのデータ移動に関しては、そこに接続していた2GB外付けHDDをDOS/Vでもそのまま使うつもりであった。ところがそのままのフォーマットではPC98とDOS/V機の間には互換性がないことが分かり、ショックを受ける。友人のアドバイスで急遽室内LANを導入した。その後、携帯パソコンを買ったこともあって室内LANは私にとって必須なものとなった。

 さてDOS/V機の肝心の使い心地だが全く不満は無かったと言って良い。HDDの容量も外付け2GBがあるので余裕があり、自分にとってはほぼ十分だった。自ら選んだ青の模様が入っている筐体は両側をスライドして開閉するもので、敢えてネジで止めなくても問題が無く、必要なときにさっと開けやすい。不精者の私にはぴったりだ。

 そのため改良する気も起こらないまま、この「友人作機」をほとんどそのままの構成で2年半以上使い続けることになる。


新生活に伴う若干の変化−電源パーツ交換が最初の自作? 99年中盤 構成  目次

 新生活に入った際に引っ越し後のセットアップで、スイッチを入れた途端、電源のヒューズが音を立てて焼き切れた。原因不明。かなりビビった。だが被害は電源だけで済み、他への波及はなかった。この修理とも言えない電源交換が自作の第一歩とでも言えようか。

マザーボードSP97-XVファンが見えるところがCPUである。

 狭い所に移り、必要性を感じなかった為もあり、スピーカの質を落とす。またPC-9821を実家に送って封印。それで使っていたLANアダプタを自作機で使用することにした

 M/BのASUS SP97-XVにはISAスロットがついており、この時までに使っていたLANカードはISAを使うものであった。新しいものはPCIを使うものであるが十分にスロットは余っていた。

 ちなみにSP97-XVはこんな感じのマザーボード。


ウィスラーすなわちWindowsXPを目指して 2001年前半 構成  目次

 「友人作機」に十分に満足していた私が改良を迫られたのはWindowsXPがハイスペックを要求することを聞いたからだ。身心が不調になっていた私であったが、数年前から楽しみにしていたXPを入れられないことは無念であった。

 だがパソコンを丸ごと買い換える金はない。そこで最低限の金でパワーアップできないかを考えてネット上で調べたところ、私のマザーボードSP97-XVはなかなか応用の効くものらしいことが分かった。すなわちPntium166MHzというしょぼいCPUではなく、もっとパワーのあるCPUへの乗せ替えである。その貴重な情報を入れたのは「う〜さんのおもちゃ箱 2」の「旧パソコン」の頁。これを目指して改良が始まった。

AMD K-6IIIとクーラ左側がCPUだが裏が針千本(?)になっている

 ポイントは新しいCPUとしてAMDのK-6-III 400MHzを使うことであった。これをSP97-XVで使えばL1キャッシュ、L2キャッシュを最大限に利用することが可能であり(ってよく分からないのだが。汗)、またM/Bのベースクロック数と倍率設定で400MHz近くを達成することが出きるというのだ。

 早速オークションで入手、BIOSを最新のものにした後で実際に行ったところ、80Hzの5倍だと再起動を繰り返してしまうが、75MHzの5倍ならば安定することが出来た。

 M/Bの英語のマニュアルをまともに眺めたのもこの時かもしれない。ネット上で前知識を入れておけばなんとか理解できた。BIOSの書き換えという作業もこのときに知ったのだと思う。上のSP97-XVのBIOSを0109にしたようだ。

 また、パソコンの処理速度を上げるのにメモリを増やすことはなかなか重要らしいのでそれも行った。WindowsXPはNT系であるがメモリのチェックが厳しく、ジャンクメモリは不具合の原因になるらしい。そんなことは露とも知らず、取りあえず量だけ増やして満足する。その後これらのジャンクは問題を起こさず、頑張ってくれている。

 CPUもメモリもオークションで入手した。この後、パソコンのパーツは大部分オークションで売り買いするようになる。


WindowsXP迎え入れ準備完了 2001年中旬 構成  目次

 4万通以上に達したメールデータ150MB以上。バックアップを連番で保存する為に増大一方のホームページデータ300MB以上。DLしたものは取りあえず整理・保存してあるフリー/シェアウェア500MB以上。その他、いろいろいろいろなデータ。しかもそれらのデータを全て丸ごとバックアップしていることで、HDD全6GBは次第に圧迫されていた。

 これに加えてWindowsXPを導入するならHDDの増設は避けられなかった。OSに関係する部分だけで2〜3GBの容量を必要とするらしい。Yahooオークションでかなり粘り、当時としてはお得な製品20GBのものを手に入れた。これによりHDD全体の容量不足は一気に解消。

 ネットサーフィンで調べたところ、パソコンの性能はCPUやメモリもさることながら、ビデオボード(グラフィックアダプター)にも左右されるとのこと。友人から貰ったMilleniumは既に使っている人は少ないようだ。G/Aを変えることにどれほどの効果があるかを疑いつつ、新しいGainward製のSavage4 Proとかいうチップのものを買う。だがパーツショップで3000円台で売っている物をオークションで5000円以上で手に入れるという、ドジをしてしまった。

 以上によりWindowsXPを受け入れる体制が整ったのである。


WindowsXP導入 2001年10月 構成  目次

 Windowsを買ったとき、DIMM256MBも一緒に買う。SP97-XVに乗る最大メモリはマニュアルに256MBと書いてあるのだが、とりあえず384MBまでは認識可能なようだ。

WindowsXPの画面デスクトップ上にはアイコンを置かないのが標準的になり、カラフルな壁紙でも違和感がなくなった。なおデフォルトXPでは画面の配色に関しカスタマイズがほとんど出来ない。StyleXPというシェアウェアを使えばthemexpというサイトで紹介してある様々な配色が利用できるようになる。フリーのツールも配られている(「XpSkinNet」「スキンぐらい好きんにさせてくれよ!」)。写真は導入当時にお気に入りだった配色スタイルKAKAO。壁紙は竹本泉先生よみきりもの

 WindowsXPの導入では大きな問題は無かった。インターネット上によればWindowsXPの導入ではハードウェアとの相性が相当あるらしい。私は事前のチェックなどは全くしなかったが、それですんなりXPが導入できたのはかなりラッキーだったと言えるだろう。

 だが何も問題が無かったわけではない。もっとも大きな一つはソフトスイッチにも拘わらず、パソコンを終了する際、Windowsが終了するだけで「終了する準備が出来ました」でソフトスイッチによる電源断を要求されること。

 これに関しては電源制御すなわちACPI、APMなどの話が関係する。どうもSP97-XVはACPIに十分に対応したM/Bではないらしい(マニュアルには対応していると書いているようなのだが)。それまで電源制御が問題なかったのはAPMという方式だったからのようだが、APMにも新旧のバージョンがあり、結局SP97-XVではXPを導入した際に、どっちもまともに働かせることが出来ず、その結果、上記のようなハードスイッチパソコンへの逆戻り現象を起こさせているようだ。

 試行錯誤した末に、富士通が配布している自社パソコン向けのソフトを利用すると終了時の問題は解決することが判明した(WinFAQのページを参照)。なお調べている最中にSP97-XVのBIOSデータに0109xv05というものが出ていてこれを勧められ、入れてみたが変化しなかった。起動画面のBIOSバージョンの表示は0109-5になった。

 また、XPにする為にわざわざ買ったビデオボードの調子が今一悪い。XPのインストールは出来たのだが、時々XPがハングし、どうもその原因がビデオボードらしい。ビデオボード会社のサイトへ行って最新のドライバ(といってもWin2000のだが)を入れてみるとハングはしなくなったかわりにMPEG3を鳴らしながら、ブラウザを上下にスクロールさせると音飛びがする、などが起こる。アクセラレータの機能をなくすとそれも止まるが、そうすると時々表示が遅いときがある気がする。ということで、なんとなくすっきりしないビデオボードだが、まああまり気にしないでいた。

 使い心地であるが、WindowsXPは最低スペックがCPU233MHz以上、推奨スペックが300MHz以上、出来ることならばそれ以上のスペックが望ましいという我が儘なOSである。私のデスクトップの場合、375MHzなのだが、それほど大きくストレスは感じなかった。

 WindowsXPには操作の際の視覚効果というのがある。すなわちフェードインやフェードアウト(段々現れたり消えたりする)や、アニメーションなどだ。これらはいかにも「格好いい」という感じになるのだが、OSが重たくなる原因となる。十二分なスペックがあるならば気にならないのだろうが「375MHzでWindowsXP」というのはそれらが気になるレベルだったと言って良いだろう。最低限の視覚効果を残して、あとは全て停止させていた。その他に関しては、Windows98に比べてアプリケーションが非常に重たいなどの感じはなく、WindowsXPで導入された「アプリケーション起動の高速化」により、Windows98で使っていたソフトがXPでの方が起動が早いことを実感できたものすらあった。

 WindowsXPに関して「500MHz、600MHz以上は当然、800MHz以上が望ましい」などの声がよく聞かれたが375MHzで使っても「使いものにならん」というものではない。無論、マシンの性能はCPUのクロック数だけではないし、体感速度は個人差があるものだが、「WindowsXPではCPUよりもメモリの量の方が大切」という声もしばしば聞かれ、私はそちらの意見の方に賛成したい。


ADSL導入とレベルアップ準備 2002年6月 構成  目次

 特にISDNの速度に不満があったわけではないが、ADSLの方が金銭的にも得な段階になってきた。特にISDNは電話の基本料金が高い。それを考慮するとISDNのままでいるのは甚だ馬鹿馬鹿しくなった。

 これを機会に室内LANを10BASE-Tから100BASE-Tにする計画をたて、LANカードを買い換えた。だが結局、携帯機側の100BASEへの移行を渋ったので全く意味がなかった。

 実家のパソコンはNECの横置き型デスクトップで、改良には限界があるが少しずつパワーアップさせている。いろいろしていたらHDDの13GBがあまりそうなので、パチってきた。それまで私のパソコンでは4GBと20GBを使っていたわけだが、物理的な破損を考えて重要データは両者に入れていた。4GBにはもともとWindows98のシステムが入っていることもあって4GBでは足りなくなり、今回の13GBと入れ替えたことで解消した。HDD容量ではしばらく悩まなくて済むだろう。


初のM/B交換 2002年 夏過ぎ 構成  目次

 実家のパソコンのCPUをCPUアクセラレータに付け替えた。で、その元のPentiumII 233MHzをパチってきた。今更PentiumII 233MHzを使いたいのではなく、M/B交換の際に動作確認用に使えると考えたからである。すなわち私のパソコンは現時点でPentiumの規格であり、PentiumIIより一つ前の世代だ。現在はCPUのパワーアップで、そこらへんのPentiumIIよりも早くしているが、世代的には古くなっており、これを新しくするのにはパソコンの基本的な土台である「マザーボード」を交換する必要がある。

マザーボードの交換画面はケースを横倒しにしてマザーボードを交換しようとしているもの。筐体中にもマザーボードが見えるが、私の筐体では筐体内の電源、IDE、スイッチ、FDDなどのコードだけ引っぱり上げ、写真のように一時的に載せた別なマザーボードに繋げると、別なマザーボードを「試用」することが出来る。無論、そういう仕様になっているわけではないのだが、一々マザーボードを出し入れ、ネジで取り付け・取り外したりしなくても試用できるので便利。

 私のパソコンもそろそろ代替わりを検討した方が良いのかなあ、と思い始めたのである。

 調べてみると、PentiumIIとPentiumIIIはほぼ同じ規格Slot1という規格らしい。実際にはもっと複雑らしいが、手に入れたのがSlot1用のCPUだから、Slot1で出来るだけ将来性のあるM/Bを選べば良い。

 ということでサクッとオークションで買ったのだが、いささか失敗した。買った品はMSI製のMS-6163というM/BとPentiumIII 733MHzのセットだったのだが、実はこのM/BはそのCPUを最大限に生かすことが出来ないものだった。

 すなわち後で知ったのだが、PentiumIII以降、クロック倍率は原則固定になったらしい。このPenIIIは倍率が5.5倍の固定、すなわちベースクロックが133MHzで使うことを前提にしており、その結果の733MHzである。ところがこのM/Bではベースクロックは100MHzあたりまでしか出せないようだ。ということは133MHzのベースクロックと5.5倍で使うことを前提としているわけだから、それが100MHzまでしか駄目だとなると、550MHzまでしか出せないことになる。

 う〜ん、非常に単純だが落とし穴であった。出品者の人も両者を組み合わせて733MHzを出せるとは明記していないので別に問題のある出品方法ではない。セットで売っていたのだが、全然セットになっていない。だがそもそもセットで売っていたというよりも、出品記述ではCPUを売ることを強調していたので知る人にとっては当たり前の注意点だったのだろう。

 では丸々損をしたかというと、まず値段を見るとCPUとM/Bを別々に買ったくらいの値段である(その値段はオークション価格だから巷のリテール品よりは当然安い)。次にそのM/Bが将来性がないかというと、そういうわけでもなく、PentiumIIIにはベースクロック100MHzのものがあとあとまで出ているので、そのようなCPUを買えばこのM/Bはまだまだ使える。現に、PenIIIの1.3GHzという最新のものをこのM/Bで使っている人もいた。で、最後にPentiumIII 733MHzであるが、それなりの値段で今も取り引きされている。

 というわけで、損というわけでもなく、どちらかというと後述のようにもう一捻り考えねばならなくなったということだけで、あとは一つ賢くなったという気分がとても強かった。

 もう一捻りというのはこのM/BとCPUをどうするかである。すでにOSのインストールをしたので今更M/Bをかえるのは面倒だ。ベースクロックをぎりぎりまで上げたところ、610MHzくらいまでは達することが分かった。ということで、あとは手頃そうなCPUがあれば733を売って新しいのに変えてもよし、このまましばらく610MHzで行ってもよし、という感じになった。実際、Slot1の800MHzとかは8000円〜10000円以上するのでちと高い。仮に733MHzを6〜7000円で売ってもなんか面倒なだけでそれほど性能アップに結びつくのかな、という気がする。

 さて、話を戻して初めてのM/Bの付け替えは少し手こずった。最初、なぜかBIOS認識画面すら出ないので、「AGPがついている場合はPCIのビデオボードは使えないのか?」と悩んだりしたが、ホームページにはそうではないと書いてある。これに関してはよく分からないのだけど、一端、G/Aを以前のMilleniumに戻したりしたらうまくいった。接触不良とかだったのかもしれない。

 次にデュアルブートにしているうち、Windows98はなんとか起動するがXPはブルースクリーンでそのまま起動できない。これは予想していたことであった。仕方なくXP再インストールである。(この件については後日の「ハードウェア交換時のWindowsXPの起動可能性について」を参照のこと)

せっかくXPの為に準備したのに使えなっかったグラフィックボード、GainwardのCARDEX SG4Pro

 で、そこで起こったのがビデオボードの不具合であった。順調にXPのインストールが進み、最後の再起動になったとたん進まなくなったのだ。なんとなく閃いて、以前の旧型ビデオボードMatrox MGA Milleniumが再登場。それに変えるとそのままインストールが続行した(だが後で考えるとインストール直後の設定プロセスが無かった気がする)。

 ということで、ビデオカードGainwardのCARDEXはM/B交換で、XPで使えなくなってしまった。相場より高い値段で買っちゃうわ、目的だったWindowsXPとの相性は良くないわ、なかなか可愛げのないG/Aであった。

 さてパワーアップの結果だが明らかに早くなった。G/Aが退歩したはずなのだが、やはりもはやG/Aの2Dでの性能はあまり関係ないのであろう。早くなった感覚はやはりWindowsXPで感じられ、今まで多少もたつき感のあったものが、「しゃきしゃき」動くようになった。「サクサク」というほどではないのだが、まあともかく早くなった。


グラフィックアダプタと悲願のDVD導入 2002年 中盤 構成  目次

 う〜ん、3Dゲームをしない私にとって性能の良いグラフィックボードが必要なのかが疑問がある。だがAGP規格が常識のグラフィックボードの時代に流石にPCI規格のビデオボードというのも...ということでやはりAGPのビデオボードを買うことにする。3Dにあまり拘らないなら、MilleiumIIとか(ATI社の)RAGEとかいう製品が表示の綺麗さ(?)では結構良いらしい。

 G/Aのメモリ搭載量は綺麗さに関係するのかいまいち分からない。説明を読むとあくまで解像度がたくさん出せる、というのに過ぎないようにも読める。それはディスプレイが対応していないと関係なので、それだったら4Mとか8Mとかでも十分になる。

 よくわかないので、適当にオークションで物色すると「ATI RAGE128 AGP 16MB」というのを見つける。これが怪しくてATI社の頁にはRAGE128でもいくつか種類があるのだが、出品説明でははっきりしていない。ドライバCD-ROMもないところを見ると、既成のパソコンからバラしただけ、というような感じの出品だ。「これこれ」って感じのいかにもジャンク品だ。で、結局それにする。パソコンに入れると勝手にドライバを入れてくれる。で表示されたのが「RAGE128 GL 4X」であった。個人のATIファン頁のデータを参考にすると、どうもXPERT128あたりの製品のようである。

 次に悲願のDVDだ。なぜDVDが悲願かを書き出すと長いので省く。とにかく「DVD」という言葉が出来た、1995年時の新聞発表の時から私はDVDを楽しみにしていたのだが、結局手に入れずじまいであった。専用機は買う気になれなかったのだが、パソコンではスペックが足りなかったし、DVDドライブも高かった。今回のパワーアップでスペック的にはもはや十分だろう。

 そういえば、著作権保護のためリージョンなるものが出来、海外のDVDを簡単には使えないと言うことを思いだす。今すぐではないが、将来、中国関係のものを再生する必要があるかもしれず、リージョンフリーには拘りたい。KGOT.NETで調べたところ、どのリージョンでも使えるようになるためのリージョンフリー化が出来るらしいのだが、それにはハードもそれに対応している必要がある。少し調べて見つけたのがEPOという台湾かなんかのメーカで、ここの製品は基本的にリージョンフリーらしい。

 だがネット上にあまり情報が落ちていないようだ。しかも販売元のEPOのホームページにはほとんど情報がないのである。安定度への不安の声などもあるが、しかし一方で「2ちゃんねる」とかで「リージョンフリーだし、安いし、最高」というような声もある。讃美の声が多くもない代わりに問題を指摘する声も多くない。つまりは日本ではほとんど流れていないのだろうか。まあドライブという性質上、最新のドライバが常に必要でもないと思うのであっさりこれにした。何しろ安い。

 オークションでPowerDVDと一緒に売られていたのを購入。そして数年前から買っていたロシアの名作アニメーション「雪の女王」を見る。感涙(;_;)。DVDはCPU600MHzあれば十分に滑らかに見ることが出来ると分かった。(元「世界のアニメーション史マニア」の血が若干騒ぐなあ。)

 ところで、実は私のディスプレイはTVチューナーと一体型のものである。昨今では珍しくないかも知れないが、15年以上、私はこの型のNEC製品を愛用してきたのが、今回、実家に帰省した際、必要に迫られてオーディオケーブル売場をうろついた。その時に私のパソコンではわざわざスピーカを用意しなくても、音源ボードの出力端子からディスプレイのビデオ音源入力に繋げるコードを使えば、立派な(アンプ付き)スピーカーになることに気がついた。いやはやなんとも気がつくのが遅い話である。ということでそのコードを買って目出度く立派なスピーカを持つことが出来た。DVDを見る際にはディスプレイから音が出た方が自然なので一層感激だ。


結局そのまま1GHzへ 2002年後半 構成  目次

 これでひとまず落ち着こうかと思ったが、中途半端に導入したM/BとCPUがどうしても気になる。でGHzの大台を目指すことにした。

 が...もろに失敗。基本的なコンセプトは「マザーを入れ替えると再インストールが必要なことが多いのでマザーは変えない」というもの。となると当然CPUだけのアップグレードである。

 現時点で持っているマザーはSlot1という規格。この形状はCPUと基盤が一緒になったファミコンのカセットのような感じのものだ。一方、新しいPentiumIIIクラスのCPUはSocket370という規格。こちらの形状は以前のPentiumの頃に近く、CPUの版にピンがたくさん乗っているものだ。さてSlot1のマザーボードとSocket370のCPUという、異なる規格を繋ぐためのものが俗に「下駄」と呼ばれるアダプタである。

 で、CPUの再検討だが、手持ちのM/Bの仕様であるSlot1規格のハイスペックなCPU(PentiumIII)もあるにはあるのだがまだ高い(slot1の規格に合う形状はSECC、SECC2などと呼ばれる)。そこでPentiumIIIに相当するローコスト版Celeronに目をつけた。だがCeleronは全てSocket370規格である。よって、現時点で持っているマザーボードを生かすにはCPUとともに下駄を買う必要がある。

 ここで失敗したのはCeleronの種類に複数在ったことだ。すなわちCeleronには(PentiumIIIにもだが)「Coppermineコア」とそれよりハイクラスな「Tualatinコア」の2種がある。そこまでは認識していたのだが、何を調べ間違ったか、私が所有するマザーボード(MS-6163)と同じ会社MSIの下駄(MS-6905Dual)を使えば、この3セットでTualatinコアのCPUが動くと思いこんでしまったのである。その事前勉強不足により、下駄(MS-6905Dual)1GHzのTuatlinコアを買ってしまい、撃沈

 Tualatinのコアを動かすのであったら、Tualatinコア用の下駄(相場が若干高い)を入手すべきであったし、下駄としてMS-6905Dualを選ぶならCoppermineコアのCPUを選ばなければければならなかったのだ。私はCPUと下駄のちぐはぐな組み合わせを買ってしまったというわけだ。

 後でよくよく調べてみると、何故動くと思いこんだかのほうが不思議なくらい「動かないで当たり前」な組み合わせであった。

(私が)使えなかった下駄MS-6905Dual白い真四角の部分にSocket370のCPUを載せ、この基盤の上側をマザーボードのSlot1規格のスロットに差し込む。

 さてこの解決をどう図るか。目の前には以下のものがある。

 使えない組み合わせが揃ったものだ(苦笑)。

(注記)本頁第3.0版までの記述で、「マザーボードMS-6361にはTualatinコアCPUが載せられない」と誤解を与える書き方をしていました。適切な下駄によりTualatinコアの使用は可能です。御指摘多謝、R様。

 この中で一番最新なのはCPUなのだから、最初の方針を変えてマザーボードを換えることにした。つまりはCPUとマザーボードを再び入れ替えるということになる(トホホ)。ということで上のCPUを動かせるマザーボードを模索。

 JetWayというところの694TASに目を付ける。あまり知られていない会社だがちゃんとホームページもある。問題なく手に入れ、動いた。ようやく一息である。流石にPentiumIIIの600MHzよりも更に早い感じ、「サクサク」という感じになった。もっとも1.5倍以上という感じはない。もはやあまりクロック数で単純比較できるものでもないんだろう。(手に入れた後に気がついたが、今回の新しいマザーボードにはオンボードのサウンド機能がついていた。)

 さて、「マザーを変えるのはWindowsXPの再インストールが必要なので面倒」という点であるが、それに関係するマイクロソフトの技術情報(マイクロソフト サポート技術情報 - 314082「Windows XP のシステム ディスクを他のコンピュータに移動した後に Stop 0x0000007B エラーが表示される」)があり、必ずしも再インストールの必要はないことが判明(この件について正確には後日の「ハードウェア交換時のWindowsXPの起動可能性について」を参照のこと)。WindowsXPに関してマザーボードの交換の際に再インストールを必要とするのは特にIDE関係のチップが絡むかららしい。つまり、WindowsXPのインストールではそのハードウェア(IDE)に依存するデータをインストールしてしまうので、M/B交換に伴ってIDEのチップが変わったりすると、既にインストールしたデータと不整合が出る、そんな感じらしい。

 上のサイト情報を読んでうじゃうじゃしたところ、取りあえずXPを再インストールせずになんとかM/B交換ができた。やはり調べればいろいろ出来るものなんだなあ、と思う。

 その一方でアクティベーションに関してはM/Bを交換した途端、電話でのアクティベーションを強要されてしまった。これは今回、一変に大きく環境を変えたことだけが理由ではなく、この数ヶ月の間にハードウェアの環境変化と再アクティベーションを繰り返し、その上で今回大きく変更したためだと思われる(詳細不明)。その点はやむを得ないのであるが、今回のCPUとM/Bで安定するかしばらく確認したかった私としては、直ちにアクティベーションが必要なこと、しかも電話でのアクティベーションを強制されたことに思わず憮然。(オペレータの人には悪いんだけど)機嫌悪く電話でのやり取りをした。

 なお、環境変化の際にいろいろ面倒なWindowsXPの一方で、デュアルブートにしているWindows98君はとても素直。夏過ぎのM/B交換でも、今回の交換でも一切再インストールの必要なし。WindowsXPを導入してからはほとんど使っていない為もあり、2001年のいつ頃からか、ずっと再インストールしていない。その上、容量の大きいHDDに中身を丸ごと移してそのまま使い続けたりしたりしている。Windows95系の不安定さにはほとほと懲りているのだが、今回のようなハードウェア交換などで、取りあえずの動作確認をするのには非常に有用である。

 さて、上で使いこなせなかったM/Bと下駄の話には後日談がある。下駄だけ持っていてもしょうがないので、マザーボードMS-6163と上の下駄で使えるCPUを買い、それらをまとめて売り払おうと思った。そこで新品のCeleron 500MHzを安価で買って使おうとしたのであるが、これまた何故か動作しない。つまり以下のセットで動かなかったのだ。
CPU 下駄 マザーボード
Celeron 500MHz  MS-6905Dual MS-6163

 原因はよく分からない。下駄のMS-6905にはMasterとDualがあり、後者ではDualCPUでも使えるのだが(後で気がついたことだが)MSIのサイトを見るとMasterDualの仕様は随分違う。あういはマザーボードMS-6163のCPU対応表を見るとCeleron 500MHzの対応は書いていない。この当たりが原因なのか、それともCPUか下駄が壊れているのか。(マザーボードは実家からパチったPentiumII 233MHzで検証済み)

 結局よく分からないまま、投げ出した。オークションで引き取って貰った人によると下駄、CPUともに動いたとのことなので

のいずれかだったのだろう。


富士通のHDD不具合 2003年始め 構成  目次

帰省から戻り、久しぶりにメインのパソコンをつけると、その日は何も問題が無かった。ところが翌日...

1・WindowsXP起動時、レジストリが破損し、修復した旨が出る。一応立ち上がるが起動がいつもより極端に遅いほか、各種の不具合。「システムの修復」を実行しようとするも、「このコンピュータを保護云々〜再起動して云々」のエラーが出て実行できず。

2・Dドライブに対して修復セットアップ実行。
http://homepage2.nifty.com/winfaq/wxp/setup.html#1233

 成功したが元の環境にするため、styleXPで配色を変えたりした後、再ログインをしようとしたところ「プロファイル破損」と出てきて目的のユーザアカウントで環境が変えられなくなくなった。再起動してみるとWindowsXP立ち上がらず。(OS選択は可能)

3・再インストール中、ファイルをHDDにコピー後に再起動した後、インストール続行せず。

4・再び最初からDドライブに関してインストール開始、今度は終了。配色変更などは問題なし。ソフトの再インストールなどをいくつかして、その後SP1を適用しようとしたところ、異常終了で再起動(したらしい。見ていなかったのでSP1適用終了後に再起動したのか途中でしたのか不明)
その後、
http://homepage2.nifty.com/winfaq/wxp/trouble.html#1349
が発生。2の時も同じ状況だったと考えられる。

5・上のFAQがあるのを知らず、右往左往しているうち、XP CDROMのセットアップでDを削除。その直後、そこに新しいデータを少し入れてしまったことを思い出し、フォーマットまではせずにデータを取り出そうとして失敗。D,Eともにデータ破損。

6・Dのデータのサルベージを試みるが失敗。諦める。

7・HDD2(つまりD,E)全体をWin98FDのFDISKで領域分割、フォーマット。その後、WinXPのセットアップを実行。ファイルコピーの前後でブルースクリーンが出て「ハードに不具合」とのエラー。
 これを2度ほど繰り返す。(もはやOS選択画面出ず)

8・機器を最小構成にする。しかしHDD2に関して、もはや領域分割、フォーマットできず。以下の現象発生。
 XP CDROMのセットアップでHDD2を選び、インストールの為のフォーマットをしようとするとフォーマットを試みた後、
「フォーマットできませんでした。ディスクが壊れている可能性があります云々」
と出る。
 そこの「削除」でHDD2の部分を「未使用」にした後、Win98起動FDのFDISKで領域解放、割り当て、分割などをしようとしても全て「出来ない」と出る。

9.ネット上の掲示板で相談したところ、ローレベルフォーマットを教わる。
http://homepage2.nifty.com/winfaq/c/9xdisk.html#249

 少しネットサーフィンしたところ、富士通のフォーマットツールを見つける。
http://www.fujitsu.ca/download/hard_drive.html
 3時間半以上をかけてローレベルフォーマット。結局うまく動作せず。ちなみに以下のサイトも教わった。

「ハードディスクの故障を手早くチェックする方法」
http://www.atmarkit.co.jp/fpc/pchints/013chkhddquik/check_hdd_quick.html

10.余っていた2.5インチ4GのHDDで同様にインストールを試したところ、問題なく出来たのでHDDの故障と判断。

11.翌日、MAXTORの30GBのHDDを買う(トホホ)。


で、壊れたのは富士通のMPGシリーズなのだが、これは散々話題になったリコール原因商品であることが遅まきながら気がつく。

「富士通、FMVシリーズなどの内蔵HDDに起動不良の不具合」
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0724/fujitsu.htm

 googleで検索するといろいろある。

「運命が定められたHDD?富士通 MPG3102AT-E」
http://members.tripod.co.jp/nana1451/f2hdd.html

 このニュースを私は実は知っていた。「2ちゃんねる」は普段見ていないのだが、これに関しては何故かそこを見たこともある。が、私はなぜか他人事のように読んでいたらしい。我ながら何故少しでも自分のHDDを確かめなかったのかよく分からん。

 もっとも今回の不具合は巷で言われている不具合とは随分異なる。BIOSから認識は出来るのだ。

 そもそもこの製品は2001年6月始めにネットオークションで20GB送料込み5800円という、破格の値段で手に入れたものである。問題となった製品は〜2001年3月くらいまでに作られたCirrus Logicのチップを使ったもの。チップに書いてある年月に見えるものは西暦−第XX週ということらしいが、とにかくHDD自体が2001/03くらいまでに作られたのがやばいらしい。

 で私のHDDを見るとCirrus Logicのチップは0106すなわちおそらく2001年第六週。でHDD自体の製造は2001年03月。ほとんどドンぴしゃである。一番壊れるという話題になっているのは40GBのもので私のは20GBだけれどほとんど同型品と考えて良い。

 なるほど、安物買いの何とやらという感じだ。

 幸いにおかしくなってから猶予があったのでデータはほとんど失っていない。正確に言うと、上のようにすったもんだしているうちにうっかり数時間の間のメールを問題のHDDにのみ保存してしまった。これを忘れていて領域解放をしてしまい、時遅し。しかもMBMで領域を確定すれば取り戻せたかもしれないのに、そのまま強引に覗いたりした結果、結局サルベージは失敗。数時間の間に受信したメールを失った。まあそれだけで良かったとしておこう。

 スキャンディスクなどで明らかなエラーが出るわけでもなく、とにかくひたすらフォーマットが出来ないという障害なので、話題になった不具合と関連があるのか不明だ。だが毎日のように使っていたとはいえ、一年半の寿命は短すぎる。また、

 ということでトボトボととHDDを買いに言ったのであった。どうせなら早いのにしようと7200rpmにした。MATORの30GB。正直、20GBで十分だったのだが、今、HDDは値下がりが激しく容量が小さいのはあまり出回っていなかったのだ。


竹本泉トランジスタにヴィーナス 3」(メディアファクトリー)
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