0■重要注意書き
1■はじめに
2.1●システムの復元
2.1.1 その基本
2.1.2 注意点
2.1.3 関係リンク集
2.2●拡張オプションメニュー
2.2.1
基本解説
2.2.2 ポイント
2.2.3 関連サイト
2.3●回復コンソール
2.3.1 基本解説
2.3.2 関連サイト
2.4●その他、起動不具合対応
2.4.1 解説
2.4.2 リンク集
3.1●修復インストールって?
3.1.1 その基本事項
3.1.2 その用語について
3.1.3 そのメリット
3.2●修復セットアップをもっと理解する
3.2.1 MEとXPでの違い
3.2.2 パラレルインストールと「強引な上書きインストール」(参考図)
3.3●方法の解説頁
3.4●注意点
4.1●無人セットアップ
4.2●ServicePack適用済みWindowsCD-ROMの作成
4.3●ファイルと設定の転送ウィザード
「楽してパーツ交換掲示板(Windows再インストール負担軽減化掲示板)」を提供しております。当サイトを御覧になって行ったOS再インストール無しのマザーボード交換実施報告や、その他のパーツ交換時の省力化に関する情報交換等に御利用下さい。 |
当ページを見たことによって閲覧者が行う行動と、それに伴って発生するトラブルに対し、私・高崎は責任を負うことは一切出来ません。
当頁の内容には、私自身の少ない経験とあやふやな知識を元に書かれていることが多くあります。また他サイトの情報を元に調べたものの、私自身が確認していない場合もあります。もし参考になさる場合にはあくまで自己責任で行って下さい。
特に、この内容はページ右上に書いてある年月日が最終更新です。それ以降に起こった出来事(具体的には「新たなOSのリリース」「ServicePackの公表」などなど)には対応していない場合がほとんどですので御注意下さい。
なお、電脳ものサイトの頁は他の多くの方々が作っておられるサイト、掲示板の知識をフル活用して製作されております。慣例上、引用やリンクについての承諾は得ていませんが、リンク先のサイト製作者方々、掲示板で御教示を頂いた皆様方には厚く御礼御礼申し上げます。
1■はじめに
このシリーズは「Windowsの再インストールは極力避けよう」というのが主旨であるが、今までの1、2、3のページでは、マザーボード交換、ハードディスク交換など、ユーザが意識的にパソコンのパーツを替える際のOS再インストール回避手段を述べてきた。
だがWindowsのOS再インストールというのはパソコンにトラブルが発生し、やむにやまれず行うことも多い。また前述のパーツ交換でも結局再インストール回避に失敗した場合には同様の状況に追い込まれる。
そこで本ページでは以下の3つの点に主眼を置いて述べる。
トラブルが発生した際、OS再インストールに至らずに不具合を解消する方法を目指す。 | ・システムの復元 ・回復コンソール |
第2章 |
OS再インストールをしなければならぬ自体になった場合でも、純粋なクリーンインストールを避けることで、パソコンのリカバリ作業全体での負担を軽減させる。(またはデータ救出を目指す。) | ・修復セットアップ ・パラレルインストール |
第3章 |
上の努力にも拘わらず、(クリーンインストールという意味で)再インストールが必要になった場合でも、なるべくその作業を軽減化したり、以前の環境を速やかに取り戻すようにする。 | ・無人セットアップ ・SP適用済CDROMの作成 ・ファイルと設定の転送ウィザード |
第4章 |
雰囲気としては上から順に深刻度が増していくパターンであるが、4章の内容は「再インストール(クリーンインストール)の省力化」という面が強いので、実際に再インストール(クリーンインストール)をせねばならぬ状況(一般にはWindowsが起動できない状況)で参考にしても手遅れなことが多い。
よって、本ページを読んでいるような方の場合、特に日々Windowsを活用しておられ、トラブル発生の危険性を常に抱えているような方々の場合には第4章は事前に読んで対策をとっておいて頂きたいと思う。
なお、第2章、第3章に関係するページとして
・Microsoftサイト
「[HOW TO] Windows 2000 における起動時の問題のトラブルシューティング」
http://support.microsoft.com/kb/315396/JA/
が、今までのページと第4章とに関係するページとしては
・Microsoftサイト
「Windows XP Professional と Office XP の効率的な展開と構成」
https://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/deploy/ofxpintro.mspx
などがある。
2.1■「システムの復元」を使う
システムの復元は安易だが結構便利である。ただし不具合が起こり始めたのが随分以前の場合には戻せないこともあるし、ユーザのデータも一部古くなることもあるので注意が必要だ。 |
そもそもこの頁で書いている「インストールの負担を軽くする」というコンセプトであるが、OSインストールなんていうものはしないに越したことはない。その必要性があるのは大抵がトラブル対応であろう。
後節で紹介する修復セットアップもその為の方法なわけであるが、トラブルが起きた場合に以前の問題がなかった時の状態に戻す、もっとも手軽な方法がWindowsME、WindowsXPで搭載されるようになった「システムの復元」機能である。
WindowsMEの時には不具合などが報告され、皮肉なことにシステムの復元がシステムをおかしくするバグなどがあったがXPでは安定しているようだ。
「システム」の復元は一般には
「スタート」ボタン−「すべてのプログラム」−「アクセサリ」−「システムツール」−「システムの復元」
から行う。
実際のプログラムの場所は
システムドライブ:\windows\system32\restore\rstrui.exe
にあるのでこれを実行しても良い。また
「スタート」ボタン−ファイル名を指定して実行
において「msconfig」にて起動する「システム構成ユーティリティ」の全般タブにも「システムの復元」のボタンがある。
システムの復元へのアクセス方法はいくつかあり、「msconfig」すなわち「システム構成ユーティリティ」からの起動もその一つである。 |
システムの復元の際、基本的にユーザのデータは以前のものに戻らない建前なのだが、実際には戻ってしまう場合がある。詳しくはマイクロソフトの技術文書に私の経験上から言うと、一般ユーザに関して特に関係しそうなのは
などが以前の状態に戻ってしまうようだ。
前者についてはフリーソフトにせよ、一般アプリケーションにせよ、バージョンアップや更新などをして.exeファイルが置き換わっている場合、「システムの復元」を行うと前のものに戻ってしまっている可能性がある。とりわけなんらかのプログラム開発者の場合には自分が作った新しいバージョンのexeファイルが古いものになってしまうので注意が必要だろう。
後者については設定ファイルがどの程度、いろいろな場合で戻ってしまうのかは当方は不明だが、やはり念頭においておいた方がよい。
ただ、システムの復元の場合、復元をする前にも戻せるので、もし上のようなことが見つかった場合、一旦復元を元に戻して、なんらかの形で変更点を保存して、復元後に移行する手が考えられよう。
・@IT>Windows
Server Insider>特集
>Windows
XPとは何か?
「16.バックアップ・ツール(システムの復元)」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/special/winxp_over/winxp_over_17.html
・@IT
> Windows
Server Insider >
運用
「システム・クラッシュからの復活
『システムの復元』」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/srestore/srestore_01.html
コメント:「復元ポイントの自動作成間隔、復元ポイントの保存期間を変更する」など、なかなか有用な内容が多い。
・Microsoftサイト
「システムの復元を利用してみよう」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;882796
コメント:一般ユーザ向けに分かりやすく解説してある。
「Microsoft Windows XP システム復元機能」
http://www.microsoft.com/japan/msdn/windows/windowsxp/windowsxpsystemrestore.asp
コメント:若干技術者向け?
「Windows XP でシステムの復元ツールの問題をトラブルシューティングする方法」
http://support.microsoft.com/kb/302796/JA
コメント:「システムの復元」機能がうまく動作しない場合には参照すべし。
その他、マイクロソフトのサイトの「システムの復元」での検索結果
・デジタルARENA
「「システムの復元」はいつデータを記録する?」
http://arena.nikkeibp.co.jp/qa/os/20040312/107920/
2.2■「拡張オプションメニュー」を利用する
Windowsでありがちなトラブルに「Windowsが起動しない」というものがある。そうなると上記の「システムの復元」は使えない。その場合の対処法は以下のようなものがある。
2.2.1■「拡張オプションメニュー」とは
拡張オプションメニューとは「セーフモード」と呼ばれるトラブル時対応のモードに入ったり、前回正常時の起動の環境(具体的にはレジストリ)にして、Windows起動の問題を解決するのを探る方法である。
2.2.2■拡張オプションメニューでのポイント
拡張オプションメニューで特に使えるのは
セーフモードでは前述の「システムの復元」が可能なので、さらに正常だった状態に戻ることが出来る。
「前回正常起動時の構成」はシステムの復元の最後の復元ポイントの状態に戻すことが出来るらしい。ただしこれでは回復できない場合もしばしばある。
拡張オプションメニューはWindowsXP起動で、XPのロゴとプログレスバーが出てきたときにF8を押すことで起動できる。
・@IT>Windows
Server Insider>
Windows
2000 TIPS
「Windows 2000が起動不能になったときには [前回正常起動時の構成]を利用する」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/119lkgc/119lkgc.html
・Microsoftサイト
「Windows XP を Safe モードで起動するには」
http://support.microsoft.com/kb/880414/JA/
・PCWEB
> プロダクツ/カスタマイズ
> 特集
「インストールから設定・活用まで〜 すべてが分かるWindows XP大百科」
の
「「Windows
XP」のテクノロジー」
http://pcweb.mycom.co.jp/special/2001/windowsxp-sp/04/
「Windows拡張オプションメニュー」
http://pcweb.mycom.co.jp/special/2001/windowsxp-sp/04/001.html
2.3.1■「回復コンソール」とは
(未稿)
2.3.2■「回復コンソール」に関するサイト
・Windows.FAQ - ウィンドウズ処方箋
「回復コンソールって何ですか?」
http://homepage2.nifty.com/winfaq/w2k/boot.html#862
・Microsoftサイト
「[HOWTO] Windows XP での回復コンソールのインストールおよび使用方法」
http://support.microsoft.com/kb/307654
「レジストリの破損により Windows XP を起動できなくなった場合の回復方法」
http://support.microsoft.com/kb/307545/JA/
「ファイルが失われているか壊れていてWindows XPを起動できない場合の回復コンソールでの修復方法」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;436927
その他、マイクロソフトのサイトの「回復コンソール」での検索結果
なお、プリインストール機で通常のOS CD-ROMを持っていない場合でも、FDからの起動で回復コンソールが使える。
・Microsoftサイト
「回復コンソールを実行するには」の「Windows XP CD-ROM から起動できず、回復コンソールを使えない場合」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;882361#3
・IBM
「Windows XP - プリインストールマシンで回復コンソールにログオンできない場合の対処方法」
http://www-6.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd06.nsf/jtechinfo/SYJ0-00DC95A
2.4.1■解説
未稿
2.4.2■関係リンク集
・VAIOサポートページ「Windows が起動しない場合の確認事項
」
http://search.vaio.sony.co.jp/gensho/S9706300000125/index.html
・IBMサポートページ「Windows が正常に起動しない場合の対処法」
http://www-6.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd02.nsf/jtechinfo/SYJB-01F3B51
3■修復インストール(in place upgrade)について
3.1.1■修復インストールの基本事項
WindowsOSではWindows9xの頃から「修復インストール」(修復セットアップ)というものがある。
通常、もともと何も入っていなかったハードディスクもしくはフォーマットを行ったハードディスクにOSをインストールすることを「クリーンインストール」という。これに対して、既にそのOSが入っている状態で同じOSをもう一度インストールするのが「修復インストール」だ。
リカバリ作業の中ではOSの再インストールだけでなく、個々のアプリケーションのインストール・設定作業にかかる手間と時間も大きい。そのような点でアプリケーションのインストールデータをそのまま保存してOSだけインストールし直す「修復セットアップ」の魅力は確かに大きい。(OSのサービスパックなどがクリアされる点は注意せねばならないが...) |
Windows95の頃には(たしか)修復インストールをするとアプリケーションのインストール情報もクリアされたため、あまり意味がなかったのだがWindowsME、WindowsXPでは修復セットアップしてもアプリケーションのインストール情報が保存されるため、Windowsが起動しないなどのトラブルの際には、かなり有力なトラブル解決法となっている。
なお、「修復インストール」は別名として「再インストール」「修復セットアップ」「上書きインストール」「上書きセットアップ」などと呼ばれることもある。
なお、Service Pack適用済みのWindowsシステムを、サービスパック未適用のCDROMで修復インストールさせようとすると不具合が起こり、事前に対処をしておかねばならぬ場合がある。Windowsが起動できなくなるトラブルに備えて、事前の対処を取っておくことを強く勧める(第3.4節参照)。
またメーカ製パソコンの所謂「リカバリディスク」では修復インストールが出来ないことも多い。メーカ製パソコンをお使いの場合には「OS再セットアップ」「リカバリ」などを書いているマニュアルを参照のこと。
3.1.2■参考:インストールに関する用語の問題
前節で「修復インストール」という言葉の代わりに「再インストール」という言葉を使うことがあることを述べたが、「再インストール」という言葉は「現在のパソコンにOSを再びインストールし直す」という一般的な意味で使われることがあり、この場合にはクリーンインストールの場合も含めて「再度のインストール」を指すことがよくある。
また「上書きインストール」「上書きセットアップ」の言葉はOSを新しいものにアップグレードするにあたり、既存のシステムを残したままアップグレードを行う所謂「アップグレードインストール」を指す場合があり、既存のOSと同じものを修復の目的でインストールする場合を指すとは限らない。
このあたりの「セットアップ」「インストール」に関する言葉の使い方には現在でも混乱が見られるようだ。
解説ページの中には「再インストールの種類は3つある」として「修復セットアップ」「上書きインストール」「クリーンインストール」の3つを挙げているものすらある(別に間違いではないが...)。
ちなみに「リカバリ」というと通常はメーカ製パソコンで購入時の状態に戻す操作を指すことが多い。メーカ製のパソコンでは通常、購入時に各種のアプリケーションがインストール(プリインストール)されていることが多く、「リカバリする」と言った場合にはOSに加えてこれらのアプリケーションも購入時の状態に戻すことを指す場合、あるいはそのようなイメージで使われることが多い。
修復インストールの最大のメリットは以下の2点である。
2番目はともかく、1番目についてであるが、省略できるのはアプリケーションのインストールであって、OS単独のインストールにかかる時間や手間で言えば、修復インストールは必ずしもクリーンインストールより楽なわけではなく、ほぼ同じと言って良い。
すなわち私としては、あくまで修復インストールもインストールの一形態に過ぎない、と考えているので、たとえば当サイトでの「WindowsOSの再インストールなしにマザーボード交換」などではこの修復インストールも含めて回避することに主眼を置いている。
3.2.1■WindowsMEとWindowsXPでの修復セットアップの違い
修復セットアップはWindows95の頃からあったと前述したが、実は修復セットアップという仕組みがもともとマイクロソフトが想定していた「CDROMの使い方」だったかは不明である。というのも、最初の頃の修復インストールという手法は、ハードディスクを初期化(フォーマット)することなく、以前と同じシステムフォルダ(ディレクトリ)にインストールする行為により出来たものであり、「上書きセットアップ」の名の通り、「もともとあった所にもう一度強引に塗り重ねた」という雰囲気が強かった為である。
その一方で、WindowsXP(もしくはWindows2000)での修復インストールはきちんとマイクロソフトが想定して導入されたものである。その為、後述の具体的な方法を読むと分かるように、セットアッププログラムが壊れたWindowsシステムを認識しなければ正式な修復セットアップを実行することは出来ない。
言い換えればセットアップ機能が認識不可能な程度にWindowsシステムが破壊された場合、修復セットアップは出来ないのであり、この点でWindowsNT系の修復セットアップには限界が出ることとなった。
それに対し、WindowsMEでの修復セットアップは以前からのWindows9xの修復セットアップを引き継いでいるためか、OSの新ストール時、ハードディスクを初期化(フォーマット)することなく、同じフォルダ(ディレクトリ)にインストールする行為によって出来る。これは「どんな場合でも」修復インストールが可能であるということだ。
(ただしハードディスク上でファイルシステムの種類を認識できないなどの致命的な破損の場合は駄目である。また、どんな場合にも出来るとはいっても、修復インストールを実行した結果も十分に復元がされるとは限らない。たとえばシステムの破壊の程度が大きければ、修復しても、修復セットアップのメリットである「アプリケーションのインストール情報」が失われている可能性もある)。
3.2.2■パラレルインストールと「強引な上書きインストール」
前節で、XPの修復セットアップはセットアッププログラムが破損したWindowsシステムを認識しなければ実行できないと述べた。だが「既存のファイルシステム」をフォーマットせず、インストール先のフォルダ名に既存のシステムフォルダ(一般には「\windows」)と別な名前を指定し、インストールすることは可能である。これはパラレルインストールと呼ばれている。
さらには既存のファイルシステムをフォーマットしないのみならず、敢えて既存のシステムフォルダと同じフォルダにインストールすることも可能なようで、それを私はとりあえず「強引な上書きインストール」と呼ぶことにする。(WindowsMEは「強引な上書きインストール」が標準的な修復インストール方法になっている。)
「パラレルインストール」もしくは「強引な上書きインストール」の場合に、アプリケーションのインストール情報や、既存のデータ関係フォルダ(MyDocumentなど)のファイルがどのような形で残るのか、あるいはそのまま運用を続けることに支障がないのかなどに関しては現在私は未調査である。
特に私は「強引な上書きインストール」の場合の挙動が気になるのだが、WinFAQの掲示板で募った情報に依れば元のMyDocumentフォルダなども含め、以前のデータはほとんど残らないらしい。(Win2k/XP掲示板過去ログ Re^5: 「言葉通りの上書きインストール」 11/18-18:36 No.488872
)
修復セットアップのメリットである「アプリケーションのインストール情報」が失われるならば、このインストール方法の魅力は半減すると言って良いだろう。
ただしパラレルインストールはデータ救出の目的としては使えると思われる。
図1:WindowsXPのセットアップ手順での「修復インストール」「パラレルインストール」「強引な上書きインストール」「クリーンインストール」へのおおよその分岐(CDROMからの起動でのセットアップを想定) |
↓図2:図1での「強引な上書きインストール」前の確認画面 |
なお、これらに関係する頁としては以下などがある。
●Microsoftサイト
・「Windows XP
の再インストール時に元のフォルダ名を指定する方法」
http://support.microsoft.com/kb/315242
・「Windows XP のインストール方法または Windows XP へのアップグレード方法」
http://support.microsoft.com/kb/316941/JA/
●Microsoftサイト
「Windows XP を修復インストール (再インストール) するには」
http://support.microsoft.com/kb/881207/JA/
いつの間にかマイクロソフトが画像付きのかなり丁寧な解説ページを作っている。「Windows上からの場合」「CDROM起動の場合」「起動ディスクの場合」の3つに分けて解説している。なお、下記のページもある。
「Windows XP のインプレース アップグレード (再インストール) を実行する方法」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;315341
●ITMediaエンタープライズ
「Windows Tips 起動しなくなったWindowsXPを修復する」
http://www.itmedia.co.jp/help/tips/windows/w0639.html
XPの修復インストールについて画像付きで分かりやすく紹介している。
●@IT>Windows
Server Insider>運用
「修復セットアップ完全マスター」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/em_repair/em_repair01.html
Windows2000の場合の修復インストールについてかなり丁寧に紹介している。
まず、修復インストールではそれまでに適用したサービスパック(SP)やHotfixが無効になるのでセキュリティ対策上、厳重に注意する必要である。また、SP2適用済みのシステムに未適用のCDROMでリカバリをしようとしてもうまくいかない可能性が高い。これについては
・Microsoftサイト
「Windows XP SP2 をインストールしたコンピュータで修復インストールを行う方法」
http://support.microsoft.com/kb/884642/JA/
を参照のこと。その他の注意点は下記のサイトなどを参照のこと。
・Microsoftサイト
「[WinXP] 再インストール/修復作業/アップグレードを行う際の重要な注意点」
http://support.microsoft.com/kb/312369
「Windows XP の再インストール、修復、またはアップグレードを行うとデータが失われることがある」
http://support.microsoft.com/kb/312368
・Windows.FAQ - ウィンドウズ処方箋
「in-place upgrade すると、パスワードは再設定されますか?」
http://homepage2.nifty.com/winfaq/wxp/setup.html#1240
修復セットアップにより、クリアされる項目について書いてある。
なお、メーカー製パソコンの場合には、添付してくるCD-ROMはリカバリディスクと言われる物で、本章で述べたようなセットアップ手続きが取れないことが多い。修復セットアップ、パラレルインストールもしくは強引な上書きインストールが出来るかは各メーカパソコンの仕様によるので、マニュアルやメーカサイトを参照のこと。
4.1■無人セットアップ
WindowsのインストールではWindows9xの頃からインストール途中でシリアルキーや地域の設定などを行わせる仕様であった。XPでもやはり「プロダクトキー」「地域と言語のカスタマイズ」を途中で行うようになっている。
それらはセットアップのかなり真ん中にあるので、いやが上にもセットアップ中はパソコンの前でじっと待機していなければならない羽目になる。それを回避する方法が「無人インストール」と呼ばれる手段である。
・Windows.FAQ - ウィンドウズ処方箋
「Windows XP の無人セットアップファイルを作るには?」
http://homepage2.nifty.com/winfaq/wxp/setup.html#1431
インストールの途中で発生する入力操作などを省略することが出来る。
[関連サイト]
●Microsoftサイト
・「[HOW TO] セットアップ マネージャを使用した応答ファイルの作成」
http://support.microsoft.com/kb/308662/JA
・「CD-ROM から Windows を無人インストールする方法」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;314459
・「Sysprep の使用方法」
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/pro/using/itpro/deploying/introduction.asp
4.2■ServicePack適用済みWindowsCD-ROMの作成
近年のWindowsOSはセキュリティ対策としてサービスパック(SP)の適用が必須となっている。その容量も増える傾向にあり、インストール時には通常のアプリケーションの2,3個分以上の時間がかかるようになった。
サービスパックは一般にWindowsUpdateから行う。だがWindowsUpdateで導入しようとした場合、それをするたびごとにダウンロードをしなければならないという面倒な点がある。
これを避けるため、インストールを複数回以上する場合にはサービスパックを別途ダウンロード・保存し、もともとのCD-ROMの中身と合体させておくと良い。このようにして得られたCD-ROMを一般に「ServicePack適用済CD-ROM」などと呼ぶ(なお、その名称はServicePack公開後にマイクロソフトが売り出したパッケージ版を指す場合もある)。
サービスパック単体はダウンロードセンターと呼ばれるサイトでダウンロードできる。たとえばWindowsXP
ServicePack2の場合には
「IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 2」
(大げさな名前だが気にしないこと)
という名前で登録されている。ここでダウンロードしたものと、もともとのCD-ROMに入っていたデータを組み合わせて作成する。
●Microsoftサイト
「Windows XP Service Pack 2 適用済みインストールイメージの作成方法」
http://support.microsoft.com/kb/884746/JA/
ここに書いてある方法が適用済CDROMの作成方法。ただし「Windows XP Service Pack 2 適用済みインストールイメージは Windows XP 以外で作成できない」という点に注意。
●Windows.FAQ - ウィンドウズ処方箋
「Service Pack 適用済みブート可能 CD-ROM を作成するには」
http://homepage2.nifty.com/winfaq/wxp/setup.html#1421
現在のWindowsOSはCDROMブート(CDROMからの起動)が出来るようになっている。このようなことが出来る為には、パソコンの側が対応しているだけではなく、CDROMもその対応になっていなければならないが、前述のマイクロソフトページの方法ではSP適用済みのブータブルCDにはならない。
上記のサイトでは単にSP2適用だけではなく、ブータブルCDにする方法も含めて書いてある。
●サービスパック(SP2)適用済み WindowsXP ブータブルCD用ISOファイル作成バッチファイル
http://garageoyaji.hp.infoseek.co.jp/PCDIY/WinXP_SP_BootCD_Make.html
便利なことにSP2適用済ブータブルCDROMを作るためのバッチを公開してくれている。
●フリーソフト「SP+メーカー」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/09/06/okiniiri.html
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se332861.html
こちらはSP2に限らず、Windows2000もしくはXPのSP適用済イメージ(ISOファイル)を作るソフト。古川明人氏作成。
●XP Service Pack 適用済 ブート可能 CD を作成
http://farc.info/shiryo_5.htm
●Windows XP SP1a + α 統合
http://maryuyakata.hp.infoseek.co.jp/sp1plusa.html XPのSP2では不具合が出るのでSP1までが良いという人はこのソフトでSP1aとホットフィックスを加えたイメージファイルが作成できる。SP2が安定するまでとのこと。
4.3■ファイルと設定の転送ウィザード
WindowsOSを再インストール(クリーンインストール)すると、当たり前な話だが、壁紙も含めてそのOSを初めてインストールした時と同じ状態になってしまう。そのOSを買って初めてインストールした時にはそれも新鮮なのだが、再インストールの場合にはカスタマイズした自分の環境でなくなってしまい、とても寂しい。
また、単なる感情的な問題ではなく、各所の細かい設定(スタートメニューに何を入れるのか、フォルダオプションの設定、ダイヤルアップやマイネットワークの設定、IEのお気に入り、などなど)がデフォルトの何もない状態になってしまい、これらをもう一度設定しなければならないため、かなり面倒でもある。
これらを避ける方法としてWindowsXPで加わった「ファイルと設定の転送ウィザード」を利用することが出来る。
結構便利な「ファイルと設定の転送ウィザード」。ただし、「ファイルと設定」でファイルも転送しようとすると膨大になるので、「設定」だけを転送するのを勧める(無論、必要なデータファイルは自分でバックアップすることを前提だが)。 |
ファイルと設定の転送ウィザードはもともと、他のOSからWindowsXPに移行する場合に、各種設定やファイルの移行作業を軽減化する為に作られたようだ。しかし再インストール時にXPの基本的なフォルダ設定などの移行ツール(引っ越しツール)としても利用出来る。
なお「ファイルと設定の転送ウィザード」では、移行するものとして「ファイル」と「設定」を選ぶことが出来るが、自分の各種データをきちんと管理してバックアップしている場合には「設定」だけで良い。「ファイル」はあらゆるファイルを移行しようとするため、かなり無茶である。
またこのツールを使う場合には古いパソコンと新しいパソコンを繋げる環境を構築するか、あるいは古いパソコンにも新しいパソコンにも接続できる、すなわち両者を媒介できる数十MBクラスのデータ保存可能な媒体(外付けハードディスクやCD-R/RW、あるいはUSBメモリなど)を必要とする。
1MB足らずしか入れることの出来ない3.5インチフロッピーディスク(FD)では、おそらく容量が全く足りないだろう。最近ではフロッピーの替わりにUSBメモリが手頃になっているのでこの利用をお勧めしたい(参考:IOデータのUSBメモリに関するサイト)。
以下、「ファイルと設定の転送ウィザード」について解説している頁。
●@IT>Windows
Server Insider>運用
「Windows
XP「引越ラクラク」テクニック」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/fstransferwiz_xp/fstrans_01.html
「ファイルと設定の転送ウィザード」について動作原理等を含めて細かく紹介、解説している。
●Microsoftサイト
「ファイルと設定の転送ウィザードの使用方法」
http://support.microsoft.com/kb/293118/JA/
あまり中身がない。
「楽してパーツ交換掲示板(Windows再インストール負担軽減化掲示板)」を提供しております。当サイトを御覧になって行ったOS再インストール無しのマザーボード交換実施報告や、その他のパーツ交換時の省力化に関する情報交換等に御利用下さい。 |